横須賀石炭火力発電事業
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“このままの社会を残したら持続ができないというのがはっきりしてきているじゃないですか。それを私達の世代が作ってきたわけでしょ。それをそのまま残していいのかというのがやはり問われる。だからできるときにできることをやらないと。やっぱり後悔するかなという思いで。”
横須賀石炭火力建設事業は、東京電力フュエル&パワー(株)と中部電力(株)が共同出資して設立した(株)JERAが、横須賀火力発電所内の発電設備を撤去し、新たに設備容量65万kWの石炭火力発電設備2基を建設するものです。
建設地の近くには多くの一般住宅や小中学校が多くあり、大気汚染による健康被害が懸念されます。
また、石炭火力発電所は、気候変動の原因となる温室効果ガスを多く排出します。
横須賀石炭火力事業で作られるでんきを使うのは私たちです。
住民の懸念の声を軽視したまま、私たちは事業が進んでいくのを黙って見ていてよいのでしょうか?
深刻化する気候変動や、公害への不安を受け、地元住民は2019年5月、経済産業省を相手に提訴しました。裁判は今も続いています。
裁判の概要はこちら:https://yokosukaclimatecase.jp
横須賀市民の声
■「地球の変化に気付いて」横須賀海苔漁師の声
「海苔はとても温度に敏感。魚は泳いで逃げられるけど、海藻には足がない。網に捕まるだけ。自分に耐えられない温度になってしまったら、死に絶えるだけなんです」
横須賀市走水は、神奈川県の海苔生産の約8割を担っています。この走水で海苔養殖を営む方を訪問し、気候変動が漁にどれほどの影響を与えているのかを伺ったところ、生産量は激減しているとのこと
このまま気候変動が進んでしまった場合、私たちの日頃の食卓にある海苔が、なくなってしまうかもしれません。
*走水漁師のインタビューに係る記事はこちら:
「自然を元に戻してほしい」横須賀の漁業者を取材して
■忍び寄る気候変動の危機〜建設が進む横須賀石炭火力発電所の影響
近隣で漁を営む梶谷さんは、海水温上昇の影響で、生計手段が失われてしまったと話します。
*上記インタビューに係る記事はこちら:
「自然を元に戻してほしい」横須賀の漁業者を取材して
■住民へのインタビュー動画 『日々のくらしの裏側で〜神奈川県横須賀市久里浜〜』
“石炭火力”と聞くと、何をまずイメージするでしょうか?
そして、石炭火力発電所が、自分の住む町の近くに建つということがわかったら?
石炭火力の脅威に向き合う現地の人々の声です。
*上記インタビューに係る記事はこちら:
【日々のくらしの裏側で – Vol.1】横須賀石炭火力発電所建設計画への地元高校生の目線
【日々のくらしの裏側で – Vol.2】過去の経験から未来へ。あの公害を繰り返したくない
【日々のくらしの裏側で – vol.3】きれいな空気は誰のもの?命を脅かす石炭火力発電所の恐さ