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FoE Japan 3R政策セミナー2011 Vol.3
アジア太平洋地域にける3R戦略 大量リサイクルは持続可能か?
日本では各種リサイクル制度が整備され、資源化率は向上しています。経済成長著しいアジア各国でも、リサイクルや効率化は盛んに進められています。
しかし、2011年9月に発表された国連環境計画(UNEP)、地球環境戦略研究所(IGES)などの共同研究による報告書(※)によると、アジア太平洋地域では現状の資源利用のあり方を続ければ2050年までに資源利用量は現在の約3倍に膨れ上がってしまうと予測されています。
報告書は、3つのシナリオ分析から、主要な天然資源の消費抑制に関し、絶対数値目標や上限の設定が必要などの提言をまとめています。
私たちは、地球全体で温室効果ガスを削減していくために、国際的な枠組みを構築しているのと同じように、資源の利用についてもそうした国際的な対策を取っていかなければ、もはや地球はもたない、という警告ととらええることができるでしょう。
本セミナーでは、この研究に従事されている講師より、報告書の概要を解説いただくとともに、国際社会は、持続可能な資源利用のために何をすべきなのか、日本はアジアの中でどのような役割を果たすべきなのかをお話いただきます。
※「資源効率 アジア太平洋地域の経済と展望(REEO)」
> https://www.iges.or.jp/jp/news/press/11_09_27.html
日 時 | 2011年 11月1日(火) 18:30~20:30 |
会 場 | 東京ウィメンズプラザ 第2会議室B >地図 東京都渋谷区神宮前5-53-67 |
参加費 | 1,000円 FoE Japan サポーターは500円 |
申込み | 申込みフォームよりお申込みください > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(サポーター) |
問合せ | FoE Japan 廃棄物・3R政策担当 TEL:03-6907-7217 FAX: 03-6907-7219 E-mail: tsukaisutezero@foejapan.org |
【講師プロフィール】
堀田 康彦さん
地球環境戦略研究機関 持続可能な消費と生産グループ 副ディレクター/主任研究員
国連大学ゼロエミッション研究構想プロジェクト助手、(株)三菱総合研究所嘱託研究員(産業政策分野)、サセックス大学地球政治経済センター客員研究員などを経て、2004年にサセックス大学から博士号(国際関係論)を取得。2005年9月からIGESに所属。東京工業大学非常勤講師。
これまでに、G8の3Rイニシアティブや、東アジア・ASEAN経済研究センターの3R政策作業部会等、アジアにおける循環型社会構築に関連する政策イニシアティブや研究プロジェクトに関わってきている。現在、アジア3R推進フォーラムに貢献することを目指した3年間の国際共同研究「アジア資源循環研究」のコーディネーターを務めている。
「資源効率 アジア太平洋地域の経済と展望(REEO)」レポートでは、他のIGES研究者とともに、政策分析に貢献。