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3R政策セミナー2011 vol.2
拡大生産者責任と容器包装リサイクル法の最新動向
1995年に成立、1997年より施行された容器包装リサイクル法は、私たち市民の生活に最も身近な法律のひとつです。
この法律の施行によって、ペットボトルなどの容器包装廃棄物の分別排出が定着し、リサイクルは進みました。しかし、果たして、容器包装廃棄物は減ったでしょうか?
この法律では、生産者がリサイクルのコストを負担することを義務付けていますが、最もコストのかかる収集費用が自治体に大きな負担となっており、市民には排出を減らすインセンティブがありません。
ペットボトルの軽量化は進みましたが、生産量は法律施行前の5倍近くにも増加しています。2006年の改正では、こうした問題点の見直しはほとんど行われず、5年後に再び見直すことが決まりました。
本セミナーでは、容器包装リサイクルに関する国内外の現状から問題点を明らかにし、次期改正におけるトータルの環境負荷の削減を提案します。
日 時 | 2011年 9月6日(火)14:00~16:30 |
会 場 | 東京ウィメンズプラザ 第2会議室B >地図 東京都渋谷区神宮前5-53-67 |
内 容 | 1 現状の容器包装リサイクル法の問題点とデザインによるリデュースの可能性 ・・・ 山川 肇 さん(京都府立大学准教授) 2 容器包装リサイクルをめぐる海外の動向と改正に向けた提言 ・・・ 瀬口 亮子 (FoE Japan) 3 質疑、意見交換 |
参加費 | 一般 1000円 FoE Japanサポーター 500円 |
申込み | 申込みフォームよりお申込みください > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(サポーター) |
問合せ | FoE Japan 廃棄物・3R政策担当 TEL:03-6907-7217 FAX: 03-6907-7219 E-mail: tsukaisutezero@foejapan.org |
【講師プロフィール】
山川 肇 (やまかわ はじめ)
京都大学大学院工学研究科博士後期課程・単位取得退学。博士(工学)。1997年京都府立大学に着任、2008年4月より現職。著書に『地球温暖化と廃棄物』(中央法規,2009)、『3R・低炭素社会検定公式テキスト』(ミネルヴァ書房,2010)、 『拡大生産者責任の環境経済学』(昭和堂,2010)など(いずれも共著)。
2006年の容器包装リサイクル法改正の際には、自治体のリサイクル費用算定のための検討委員会(環境省)や食品容器包装のリサイクルに関する懇談会(農林水産省)の委員などを務めた。