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温暖化と森林
森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減(REDD+)に関する意見
2010年10月19日
REDD+の制度設計によっては、自然林からプランテーションの転換を加速させる要因になるかもしれません |
現在、気候変動枠組み条約下の長期協力行動のための特別作業部会(AWG-LCA)やREDD+パートナーシップ等において、REDD+に関する議論が進められています。
しかし、REDD+により、本来的な森林減少・劣化の根本原因への対処が見過ごされてはなりません。また、REDD+の制度構築如何によっては、本来的な気候変動の取り組みが阻害され、生物多様性や地域社会に悪影響を及ぼすといった大きなリスクも考えられます。さらに、現在進められているREDD+パートナーシップのプロセスは多くの点で疑問があります。
FoE Japanでは、そうした懸念を広く伝えるべく、意見書を作成しました。
意見書はこちらからご覧ください。
>森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減(REDD+)に関する意見(日本語)(2010年10月)
[項目]
1.REDD+パートナーシップのプロセスについて
(1)国連交渉における合意との整合性を維持していくべき
(2)ステークホルダーの参加なきプロセスは正当化されない
2.REDD+の内容について
(1)森林の定義について
(2)森林の減少・劣化の根本原因への対処~ガバナンス問題
(3)森林の減少・劣化の根本原因への対処~先進国の消費や投融資
(4)セーフガードの確保および独立審査機関について
(5)ベースライン設定とMRVの範囲について
(6)資金メカニズム~クレジットへの懸念