家庭農牧場募金
18戸が緑化開始、家庭農牧場経過レポート
今年も家庭農牧場募金による支援を実施、新たに18戸が緑化を開始しました。4月に入って、凍った地面が融けた頃、それぞれの計画で植樹作業が行われました。
なかには果樹を育てようという新しい試みもあります。
太陽がさんさんとと照りつける7月、果樹を植えたチグチさんを訪ねました。
「がんばって育てますよ」とにっこり |
山里紅(サンリーホン)という赤い実のなる木、3種類のナシ、実から油がとれる文冠果(ブンカンカ)を植えたそうです。
「何本か枯れたのもあるけど、ほとんど根付いたよ。でも葉っぱを虫に食べらている苗が心配で・・・」
ちょうど虫除けの薬を撒いているところでした。
山里紅とナシは、4年ぐらいで実がなるとのこと、大事に育てている姿を見て、いまから楽しみになりました。
こちらはバドビリガさんほか親戚3戸の共同地、地獄の砂漠と呼ばれるタービンチャガンまで10kmという厳しい場所です。
植樹後に雨が多かったことにも助けられ、苗木はしっかり根付いていました。まだひょろひょろと頼りないですが、枝にいっぱい葉をつけていたので、これからすくすく育つことでしょう。
おなじ村で緑化2年目、流動砂丘の迫るボージンシャンさんの場所(写真左)では、苗木が大きく成長、草も少しずつ回復していました。
同じく2年目、チャスン村のボウシェンさんは、苗木の列の間にマメ畑を作っていました。ほかの支援先でもよく見る光景で、マメやソバ、アワなどを育てています。牧草の種を蒔いて育てているところもありました。
最後の1枚は3年目、バイナアーさんの場所です。
こんなに大きくなったの !?すごいな・・・立派な林を歩きながら、人の力と自然の力の為せるわざに驚き、またがんばろうと思ったのでした。
こうして毎年、着実に緑がよみがえっています。家庭農牧場を応援してくださったみなさんのおかげです。ありがとうございます。
引き続き、住民の取り組みを見守っていきます。
このほかの写真はこちらのページの2011、2010年支援報告からご覧いただけます。
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