現地レポート
緑化の経過レポート ~7月の活動地~
7月の現地は、もう真夏のような日差しです。草木の緑が濃くなってきました。活動地の苗木や草も育っているでしょうか?各活動地の様子を報告します。
活動2年目、緑が増えたブッティルモ村 |
活動2年目のブッティルモ村へ。この春も、住民がそれぞれの場所にポプラを植えました。「みんな根付いているよ。春植林のあとに雨がたくさん降ったんだ」と村長のトンラガさん。2年目も好調です。苗木は枝を広げていっぱいに葉をつけ、まわりには新しい草も。淡い緑色が砂の上を果敢に這っていました。
同じく2年目、ダチンノール村3期地区へ。北門から入ればとそこにはこの春、枝を直挿した期待のポプラがあるはず。近隣で見つけた立派な防風林から枝をいただき試験的に挿したのがどうなっているか・・・
期待の枝挿しポプラが活着 去年植えたマツ、みんな元気です |
根付いて葉っぱをつけているのは半分ぐらいでした。いや、半分は見事に活着している、といったらいいのか。期待が大きかった分、この状況は微妙ですが、この半分がこれから育って防風林になってくれることを期待しましょう。
その横にはマツが、そして枝を挿した柳が!こちらは見事に根付いていました。これまでにない活着率に驚きました。最近は、マツを植えてみたいという住民も増えています。
ポプラ苗の列の間には、畑も作っていました。草も増えています。砂漠に最初に回復するシャーミーという草が、今年も続々と芽生えています。
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>ブッティルモ村 >ダチンノール村
3年目の北ガラタシ村、4年目の南ガラタシ村は、苗木が立派に育ち、林のようになっていました。南ガラタシ村では、小さかったマツも、遠くからわかるぐらいの存在感に。活動開始からずっと柵の管理もよく、ほかの村のお手本になっています。
その南ガラタシ村をお手本に、管理を見直したのがヤミンアイリ村。以前、柵の管理が悪くなり、苗木を家畜に食べられてしまいましたが、昨年再チャレンジをしたのです。「柵は大丈夫、木もよく育ってるよ」村長のボウシさんの言うとおり、去年植えた苗木はひとまわり大きくなっていました。柵もしっかり管理してあり安心です。
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>北ガラタシ村
>ヤミンアイリ村
緑化4年目、マツも目立つようになりました(写真右側、見えますか?) |
8月には、緑化隊がダチンノール村とブッティルモ村を訪れます。緑が回復していく様子や苗木の成長をぜひ現場で見てもらいたいです。活動の模様や村の近況は、またレポートします。
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