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里山再生プロジェクト
街の木ウォッチング 第1回レポート
なんでもない地味な木に「あー!」と驚いたり、「なんでこうなってるの?」と突っ込みを入れたり、生い立ちや行く末を語り出したり。樹木医の岩谷さんは、木を見るのがおもしろくてしょうがないという感じです。
その岩谷さんに、「木は苦情ひとつですぐ切られちゃう。関心もって見てくれる人がいること、そういう人が増えていくことが大事なんだよ」という話を聞いてから、木を見るおもしろさをたくさんの人と共有できたらいいですね、と夢を語り合い・・、ついに「街の木ウォッチング」が始まりました。
第1回は、「上野~不忍池コース」を歩きました。
はじめに木の基本、枝や幹のしくみのレクチャーから始まりました。先入観からか思い違いをしていたことも多く、「へーそうなんだ」とみなさん興味を持って聞いてくれて、疑問質問がつぎつぎ飛び出しました。
基本を押さえたら、散策スタートです。岩谷さんといっしょに散策し、「おもしろ樹木」を見つけて解説してもらいました。右は「空洞木」。人間は中身が大事だけど、木は中身がなくても生きていけるんですね。水や養分は外側の管を通っているから。だから外側を傷つけられると大変です。
こちらは「飲みすぎ木」。手すりは撤去されましたが、飲み込んだまま残っている状態です。さらに根っこが新しいパイプを飲み込み始めています。「飲みすぎよ!」と突っ込みをいれる岩谷さん。
ほかにも、「なにかに見える」と形から入るのもいいよ、と文字系
(アに見えるとか)や顔系などのコレクションも紹介してくれました。その発想や表現に、笑いのとまらない散策でした。
木の見るコツをつかんだところで、4班に分かれて、みなさんにおもしろ樹木を探してもらいました。いきなり探してといわれても困るかな?と心配でしたが集合してびっくり。たくさん見つけていました。「おもしろ樹木」を見つけるというより、普通の木をおもしろく表現してしまうのです。その発想力・妄想力に驚きました。
「Shall we dance ?」 |
「ハート(ラブ注入)」 |
「刑務所の面会」 |
本当にいろんな見方があるんですね。とても楽しいワークショップでした。みなさんにも楽しかったと言っていただきうれしかったです。家のまわりやいつも通る道でも、ぜひおもしろい木を見つけてください。
この日の模様は岩谷さんのブログにおもしろく書いてあるので、ぜひチェックしてください。
>https://machinoki.blog100.fc2.com/blog-entry-467.html
第2回は「井の頭公園コース」を歩きます。 >メンバー募集