マーシャル諸島について
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マーシャル諸島共和国(Republic of the Marshall
Islands)。どこかで名前を聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。この美しい楽園は「太平洋に浮かぶ真珠の首飾り」と呼ばれ、透明度の高い美しい海洋に囲まれた世界有数の環礁国です。第2次世界大戦中には日本軍とアメリカ軍が激戦を繰り広げた場所であり、今でもジャルート環礁などいたるところに戦争の面影が残っています。
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また、一度見れば忘れることのできないその太陽光にきらめく海は海洋生物の宝庫であり、少し外洋に出ればクジラやイルカに会うことができます。もちろんダイビングやトローリングなどのマリンスポーツもここマーシャル諸島では存分に楽しむことができます。
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しかし、こうした楽しい面ばかりではありません。マーシャル諸島は気候変動による海面上昇に対して最も脆弱とされており、海面が1m上昇すれば80%の土地が沈んでしまうという研究結果も出ています。住む土地が奪われることによって環境難民になり、他国でマーシャル人としてのアイデンティティーの喪失という危機に直面するマーシャル諸島共和国。また、首都マジュロのあるマジュロ環礁では人口が急激に増加し、ごみ問題などそれに伴う環境の悪化が懸念されています。
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また、マーシャル諸島はアメリカとの自由連合協定を結んでいます。これにより、米軍事基地をクワジェレン環礁に設置することを条件に、1986年から援助を受けることができたのですが、15年間という援助期間が終結するのが今年の10月になっていて、この先の経済的自立という問題を抱えているのも事実なのです。
こうした中、政府やNGOでの取り組みも急速に進んでいて、マーシャル諸島は大切な時に今、直面しています。
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