パブコメセミナー:原災指針改正案の何が問題?~「屋内退避」頼みで住民は守られるのか

福島支援と脱原発2025.7.18

満田資料 >阪上武さん資料 >桑原三恵さん資料

FoE Japanのパブコメ

原子力規制委員会は、2024年1月1日に発生した能登半島地震の後、屋内退避の運用について約1年検討を行い、今年3月、「原子力災害時の屋内退避の運用に関する検討チーム会合報告書」を取りまとめました。

この結果を原子力災害対策指針に反映した改正案が、7月18日までパブリック・コメントにかけられています。

全面緊急事態において原則、即時避難としているPAZ(原発から5km圏内)においても、「自然災害等により避難が困難な場合、屋内退避」と明記するなど、従来からの「屋内退避」頼みがより一層、顕著になっています。また、住民の一時的な外出や、住民の生活を支える民間事業者等の活動は実施できることとしています。

しかし、屋内退避は果たして住民を被ばくから守ることになるのでしょうか。

このたび、原子力災害対策指針の改正案の問題点について考えるオンラインセミナーを開催します。ぜひ、ご参加ください。

日時2025年7月13日(日)14:00-15:30
形式オンライン開催(Zoomミーティング)
プログラム(予定)・原子力災害対策指針の改正案の概要…満田夏花/FoE Japan
・屋内退避は被ばく防護になるのか…阪上武さん/原子力規制を監視する市民の会
・柏崎刈羽原発からみた問題点…桑原三恵さん/規制庁・規制委員会を監視する新潟の会
申込みウェビナー登録 – Zoom
参加費無料/ご寄付歓迎
主催国際環境NGO FoE Japan
協力規制庁・規制委員会を監視する新潟の会、原子力規制を監視する市民の会

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