オンラインセミナー:福島第一原発事故「ALPS作業で汚染水が飛散、作業員が被ばく」が物語ることとは?
10月25日、福島第一原発の増設ALPSにおける配管の洗浄作業中に、ホースが外れて汚染水が飛散し、作業員5名にかかりました。うちは、2人は、放射線管理区域からの退出基準である4Bq/cm2まで下がらず、一時入院しました。飛散した水に含まれる放射性物質の濃度は、43億7600万Bq/リットルとのことです。
東電は当初、飛散した水の量をおよそ「100ミリリットル」と公表していましたが、30日、実際にはその数十倍にあたる「数リットル」と訂正しました。また、作業員は「1次下請け」ではなく、「3次下請け」であったと訂正しました。
この出来事は、福島第一原発事故処理の過酷さ、作業員のおかれた状況、ALPSによる汚染水処理の見えづらい問題を、改めて私たちにつきつけているのではないでしょうか。
この問題を追及しているジャーナリストのまさのあつこさんをお招きし、東電の記者会見で見えてきた問題点について解説していただきます。
※参考記事:「100ミリリットル」を「数リットル」に訂正:福島第一ALPS内の44億Bq /リットル廃液(まさのあつこ「地味な取材ノート」)
【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント
Q:「処理水」? 「汚染水」?
Q:何が含まれている?
Q:東電はすべてのタンクについて放射性物質を測っている?
Q:トリチウムは世界中の原発から排出されているから問題ないのでは?
ほか、よくある質問をまとめました。