東北地方太平洋沖地震
救援活動への支援金のお礼とご報告
2011年7月5日
東日本大震災をうけて、FoE Japanでは、震災後~5月中旬まで、FoEインターナショナルを通じて世界のFoEサポーターへ救援活動への支援を呼びかけました。また、4~5月に行った日曜ハイキングの参加費の半分も救援活動へ寄付することにして、集まった支援金は、合わせて1,875,574円でした。
この支援金は、震災後いち早く現地に入り、医療支援や炊き出し、瓦礫撤去などの活動を行ってきた日本チェルノブイリ連帯基金とピースボートに半額ずつ寄付いたしました。ご支援くださったみなさま、誠にありがとうございました。
以下、2団体からの報告です。
●認定NPO法人 日本チェルノブイリ連帯基金 >https://jcf.ne.jp/index.html
JCF/日本チェルノブイリ連帯基金は、3月20日より、諏訪中央病院の医療チームと協力して南相馬市に入り、活動しています。
南相馬市立総合病院の現地医師をサポートし、休んでいただくために、諏訪中央病院の医師・薬剤師・看護師が外来・当直を行ないました。市内に4ヶ所ある避難所の健康診断を行い、薬を処方しました。
上記の医療支援のために、皆さんからいただいた寄付から、医薬品代として約300万円使っています。
放射線のリスクが高い妊産婦・乳幼児・こども達を長野県に避難してもらおうと呼びかけましたが、保護者の仕事の都合や友達関係を壊したくないといった理由で、なるべく福島県内の汚染の低い所で暮らしたい、と希望される方がほとんどでした。
そこで、JCFは外部被曝を測定できるガラスバッジを50個準備して、妊婦さん・こども達と保護者についてもらい、1ヶ月ごとの積算線量を測定しながら、結果をお知らせし、アドバイスしていくプロジェクトを始めました。
5月半ばから始めたばかりですが、保護者の方からは、バックグランドの汚染が心配される福島で暮らし続けること事態、子どもに負荷をかけているので、被曝線量がわかるのは、生活の仕方を考えていく判断材料になると言われています。
内部被曝も心配ですので、ホールボディカウンティングが必要ですが、福島で稼動しているものがないと聞いています。何とか、県や国に働きかけたいと思います。
また、子ども達のストレスを少しでも緩和してあげたいことから、夏休みの短期保養を計画しています。今夏は、20~30人規模で行ないたいと思いますが、継続的に年に2回くらいのペースで行ないたいと思っています。
ガラスバッジ50個分として、約90万円使いました。また、初期始動時に紙おむつ・トイレットペーパー・レトルト食品・弾性ソックスなどを支援品として、避難所に持って行きました。
●国際交流NGO ピースボート >https://www.pb-kyuen.net/
ピースボートでは、ボランティアを募って、宮城県石巻市を中心に、炊き出しや泥掻き作業を行っています。また東京でのボランティア活動として、街頭募金や支援物資の仕分け作業も行っています。今回のFoE Japanからの支援金は、石巻市での泥掻きプロジェクトの費用として活用してくださったそうです。
詳しい報告はこちら(随時ブログに掲載されています)
https://www.pb-kyuen.net/最新情報一覧-blog/
FoE Japanの復興支援事業への支援のお願い
FoE Japanは環境NGOという視点から、これからの復興期を見据え、復興地域の産業の連携により地域資源を最大限に活用した復興支援事業を行っています。引き続きご支援よろしくお願いします!
●東北の地域材で番屋を建てる
番屋イメージ |
津波により深刻な被害を受けた農業、漁業。私たちの食卓とつながる日本の食糧庫、東北の農漁業を再建し、コミュニティを守るのに必要な拠点(番屋、作業小屋、集会所)を、東北地方の材で建設します。
クレジットカードで、オンラインで寄付できます。
詳しくはコチラ⇒東日本大震災復興支援事業