【国際オンラインフォーラム】 気候危機がもたらすアジアの危機 ~ エネルギートランジションに脅かされるフィリピンの生物多様性と暮らし
コロナ禍はすぐに収まる様相を示していませんが、世界はポストコロナ時代に何を目指すのか?
岐路に立たされる今こそ私たちはトランジションが意味するものを考えなければなりません。
本フォーラムでは、フィリピンのパラワン島で30年にわたりニッケル鉱山の開発問題に取り組んできた環境NGOから弁護士の方をゲストにお迎えし、トランジション需要に翻弄されるフィリピンの鉱山地帯で起きている危機についてお話しいただきます。また、公正なトランジションに向けた国際的なトレンドを紹介し、ポストコロナ時代のエネルギートランジションのあり方を考えます。 ぜひ、ご参加ください。
日 時 | 2020年7月25日(土) 18:00~21:00 |
参加費 | 無料 |
報告者 | ●グリゼルダ・マヨアンダ氏(環境法律支援センター) 通称「ジャーシー」と親しまれるグリゼルダさんは1990年に環境法律支援センター(ELAC)を設立し、30年にわたり、環境弁護士として活躍してきました。ELACは、フィリピン・パラワン州の州都プエルト・プリンセサ市を拠点とするNGOで、生物多様性の豊かなパラワン州の各地のコミュニティーが自然資源を自分たちで守っていくための啓発活動や提言活動を積極的に行なってきました。リオツバ・ニッケル鉱山をめぐる環境問題についても、先住民族コミュニティーによる訴訟の支援から、現在、懸念されている鉱山拡張に関する提言活動まで、長年取り組みを続けています。 当日はフィリピンから現地コミュニティと豊かな生物多様性が直面する事態についてご報告いただきます。(逐次通訳付き) ●大沼淳一氏(元愛知県環境調査センター主任研究員) 名古屋在住。かつて愛知県環境調査センター主任研究員として川・湖・海などの水質・プランクトンなどに関する調査研究に従事。同時にセメント公害や産廃問題、公害輸出問題などで被害住民を支援する技術者として活動。名古屋オリンピックや愛知万博に対する反対運動、野宿労働者救援運動などにも参加。 FoE Japanによるリオツバ・ニッケル鉱山周辺河川の水質調査に長年協力し、有害物質の水中濃度測定・原因追求に尽力。 ●土井陽子氏(エシカルケータイキャンペーン実行委員 /Social Connection for Human Rights共同設立者) 大学卒業後、タイへの技術移転を推進する経済産業省の外郭団体にて、訪日研修団の日本企業視察等を担当。その後、電機メーカーのCSR部門で、人権方針の策定や人権デューディリジェンスの仕組みづくりに携わる。国際NGOアムネスティ・インターナショナル日本に転職し、ファンドレイジングと企業渉外を担当。企業の人権への取り組みへの助言や人権研修の実施などを行う。現在は、個人でビジネスと人権に関わる活動に従事。 |
お申込方法 | 以下からお申込みください。 > http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html ※オンライン会議システムのzoomを使います。 ※マイク・スピーカー機能のついたPCもしくはスマホ、タブレットが必要です。 ※メールにてzoom会議参加用のリンクをお送りします。 |
共 催 | 国際環境NGO FoE Japan アジア太平洋資料センター(PARC) エシカルケータイキャンペーン実行委員会 ※本フォーラムは大竹財団の助成を受けて開催します |
お問合せ | 特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC) 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F TEL: 03-5290-3455 FAX: 03-5290-3453 E-MAIL: office@parc-jp.org |