問題と視点
開発金融機関への
政策提言 個別事業モニタリング 気候変動と開発 資料室 参加しよう
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アグロフォレストリープロジェクト
インドロキロ村の周辺
インドロキロの経験から学び、周辺村落ではアグロフォレストリーを導入し始める村が増えています。
FoE Japanは、これらの村々が策定した保全計画を実践するための支援を行っています。
【ゴギック村】
スマラン市とウンガラン郡への水の供給を行うゴギック村の水源は、土地利用転換や単一植林により枯渇が心配されています。村人は、街と村の公平な水利用とアグロフォレストリーや有機農法の導入により、水源の保全と農業の安定を希望しています。
水源の周り |
単一植林樹種の病気 |
水源地の下流に広がる農地 |
【クジ村】
クジ村では、ダム開発、大規模な砂利採取事業や企業のプランテーションにより農地の縮小や水不足に悩まされています。結果、多くの村人が短期で収入を得ることのできる南洋桐の植樹を単一植林するようになり、ますます水不足や土壌劣下が進んでいます。「流域フォーラム」に参加し、研修を受けた村人やちを中心に、アグロフォレストリーを導入し果物などから収入を得られることを実際に見せていくことで、多くの村人に混合植林のメリットを理解してもらおうと考えています。
村中に広がる単一植林 |
企業のプランテーション |
【グブガン村】
村一帯に国営企業のコーヒー農園が広がっています。プランテーションの利用転換などの伴い、農地に水が来なくなってしまいました。また、隣村との境にある山は過剰な開墾のため、はげ山となり、がけ崩れや地すべりが深刻化しています。
コーヒー農園 |
深刻な地すべり |
混合農法 |
【ニャッニョノ村】
他の村同様、土地利用転換によって荒廃が進むニャッニョノ村では、山中に手作りの小さなダムを作り水資源管理の体制を整えながら、アグロフォレストリーを進めています。FoE Japanは、2010年度から豆の木やマンゴスチンの木を植樹しています。
手作りダム |
重い薪を運ぶ村人 |
植樹した苗木 |