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アグロフォレストリープロジェクト
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インドネシアの農村の気候変動影響
水を運ぶために何キロも歩く住民 |
インドネシア、ジャワ島中部の農村は、干ばつや季節の変化、降水量や降水パターンの変化等の深刻な気候変動影響を受けています。
稲作も三毛作から一毛作に減り、まったく収穫できなくなった土地も少なくありません。特産物が栽培できなくなって安価な作物に転換せざるをえなくなることもあります。
水不足により、家畜の餌を集めることもできなくなり、痩せ細ってしまってもはや売れなくなってしまった牛のために、水や雑草を買わなければならない状況です。
農家の中には、土地を売り払い、違法労働に手を染める人々もいます。
FoE Japanの支援するスマラン県のルルップ村は、下流の大都市の水供給源ですが、ルルップ村の水資源の減少が、都市の人々の生活にまで影響を及ぼしてしまっています。
アグロフォレストリー
稲作ができなくなった土地に植林する住民 |
FoE Japanは、伝統的な農業を続けられなくなったルルップ村が、水資源の保全や異常気象にも対応しやすく、地域経済の安定にもつながる「アグロフォレストリー」を導入するために支援を行っています。
アグロフォレストリーとは、林業と農業、畜産業が一体となり、一つの土地に多様な樹種と作物が混在した自然とできるだけ調和した持続可能な農林業です。
プロジェクト概要
アクションプランを議論する住民 堆肥づくりの研修 |
現地のNGOや専門家と協力し、気候変動に関する情報提供、住民参加型ワークショップ、林業、農業、畜産業の技術研修等を通してコミュニティのエンパワーメントを行っています。
【活動地】スマラン県ウンガラン群ルルップ村
【目的】アグロフォレストリー導入による持続可能で災害に強い流域保全を行うこと
【期待される成果】
・水源地の保全→下流の洪水対策、地下水保全、土砂流出防止
・災害、病虫害に強い農業普及
・地域経済の安定
・住民が気象変化を理解し温室効果ガスの削減に努める
・行政の気候変動政策、資金を有効な対策に導く
【活動内容】
・啓発、住民参加の促進、コミュニティの組織化
・堆肥づくり、畜産・農業支援、植林研修、マーケティング
研修
・地方政府との連携
★プロジェクトイメージ図
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