オンラインセミナー:ウクライナ情勢から考えるエネルギーと環境~日本が支えた石油・ガス開発「サハリン2」は何をもたらしたのか
>資料1(サハリン2から日本の課題とウクライナ紛争を考える)
>資料2(非民主的政治体制を支える資金の流れーミャンマーの石油・ガス事業の事例)
日本が官民を挙げて進めた極東ロシアの石油・ガス開発事業「サハリン2」。国際協力銀行や日本のメガバンクが融資を行い、三井物産、三菱商事が出資をしています。そして、そこで生産されたガスの約6割は日本に輸出されています。
FoE Japanは、計画当初から、現地の環境保護団体や国内外の市民団体とともに、この事業の甚大な環境社会影響の問題を提起し、国際協力銀行の融資に反対してきました。しかし、事業は着々と進んでいきました。
ウクライナ情勢が深刻の度合いを深める中、あらためてこの事業が注目されています。
石油大手シェルやエクソンモービルは、「サハリン1」、「サハリン2」などロシアの石油・ガスプロジェクトから撤退することを表明しました。しかし、日本企業は態度を明らかにしていません。
「サハリン2」により、日本が石油・ガスをロシアから輸入し、その恩恵にあずかってきたことは確かです。しかし、現地の豊かな生態系が破壊され、現地の先住民族が影響を受けてきたことは知られていません。
さらに、この事業がプーチン独裁政権を支え、戦争の資金源になっている可能性を私たちは懸念しています。
本セミナーでは、「サハリン2」を取り上げ、石油・ガスをはじめエネルギー開発の影に潜むリスクを改めて考えます。
イベント詳細
日時:2022年4月16日(土)14:00~15:30
オンライン会議システムzoomを使用(ウェビナー形式)
プログラム:
・ロシア「サハリン2」のもたらしたものは…村上正子(元FoE Japan開発と環境プログラム担当スタッフ/高木仁三郎市民科学基金事務局)
・ディスカッション…石油・ガス開発と日本の資金、市民社会が考えるべきこと(FoE Japanスタッフ)
・質疑
参加費:無料(ご寄付歓迎)
申込:以下からお申込みください。Zoomから自動的に当日参加可能なリンクが送付されます。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_HiSED645SZ2yZ1f3G058ew
主催・問い合わせ:国際環境NGO FoE Japan
※「サハリン2」プロジェクトについてはこちらをご覧ください。
サハリン石油・天然ガス開発事業