トラブル続きの柏崎刈羽原発6号機の停止を求め、東電に要請書提出ー新潟・むつ(青森)に「核のごみ」を押しつけないで
東京電力は本日(2/16)にも、柏崎刈羽原子力発電所6号機の送電を開始する予定です。
国際環境NGO FoE Japanを含む4団体は、本日、柏崎刈羽原発の停止を求めて、東京電力に要請書を提出しました。
要請書では、柏崎刈羽原発6号機で、制御棒の不具合や原子炉内の中性子測定器の不具合など、安全の根幹に関わるトラブルが連続していることを指摘。また、増え続ける使用済み核燃料をどうするのか、解決のめどはたっておらず、首都圏の電気のために、立地および核燃料の搬出先の地域人たちに犠牲とリスクを負わせる構造を継続すべきではないとして、同機の停止を求めています。
2026年2月16日
東京電力ホールディングス株式会社 代表執行役社長
小早川 智明 様
トラブル続きの柏崎刈羽原発6号機の停止を求めます
新潟・むつ(青森)に「核のごみ」を押しつけないでください
柏崎刈羽原発6号機において、再稼働に向けた工程の中でトラブルが相次いでいることに対し、私たちは深い懸念を抱いています。市民の安全を軽視し、拙速に再稼働を優先させる貴社の姿勢に強く抗議し、以下の理由から直ちに原子炉の停止を求めます。
1.相次ぐトラブルへのその場しのぎの対応
柏崎刈羽原発6号機ではトラブルが相次いでいます。2月12日には、原子炉圧力容器内の中性子を測定する機器が動かなくなるトラブルが発生しました。しかし東電は予定を半日遅らせただけで、2月14日に原子炉を起動させ、本日2月16日にも発電を行うとしています。
1月22日には原子炉再稼働の過程で制御棒のインバータで警報が鳴り、部品を交換してもまた鳴ったことから、原子炉を停止しました。同じ警報が1月14日にも鳴っていました。それまでは制御棒の試験の際には警報はなっていなかったのに、立て続けに発報した原因は不明です。貴社は、感度調整として警報が鳴らない設定とし、2月9日には、原子炉を起動させてしまいました。これらは、異常の兆候を無視し、稼働を優先させる極めて危うい判断と言わざるを得ません。
2.制御棒トラブルの根本原因が未解明
6号機の制御棒については、昨年8月にも1本が壊れて引抜けなくなるトラブルが発生しています。原因について東電は、「スラッジ等によると推定」としていますが、それが何であるのか、量はどれだけか、他の204本の制御棒は同じ問題を抱えていないのか、何も明らかになっていません。原因は全く未解明なままです。
柏崎刈羽原発6号機は中越沖地震の際、激しい上下動に襲われ、直後にはやはり制御棒が引抜けないトラブルが発生しています。これについても原因は未解明なままです。これらの解明がなされないままの運転は、重大事故に直結する危険を孕んでいます。
3.行き場のない使用済核燃料
6号機の再稼働により使用済核燃料が増えることになります。使用済核燃料の一部は青森県むつ市の中間貯蔵施設に搬出されることになっています。しかし、50年の貯蔵後の搬出先とされる六ヶ所再処理工場は、稼働の目途が立たない状況が続いており、50年後に搬出先がどこにもない可能性が十分にあります。首都圏の電気のために、立地地域や核燃料の搬送先にリスクと負担を押し付ける構造をこれ以上継続すべきではありません。
以上の点から、私たちは柏崎刈羽原発6号機の運転を直ちに停止し、再稼働計画を撤回することを強く求めます。
原子力規制を監視する市民の会
国際環境NGO FoE Japan
規制庁・規制委員会を監視する新潟の会
核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会