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プレスリリース・意見書
“持続可能” な熱帯木材とは「妄想」か?
FoEI 報告書「From policy to reality」発表
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ペナン(マレーシア)2013年10月25日-
東南アジアの熱帯林の減少と伐採に伴う人権侵害は、世界規模の過剰な熱帯木材の消費と不適切な法規制からなる深刻な問題である。
151ページの報告書では“持続可能”な熱帯木材の生産、貿易、調達とは、特に先住民族の慣習的な土地の権利に関するマレーシアの森林・林業ガバナンスや、日本、韓国、オーストラリアにおける効果の低い木材貿易対策の現状から鑑みて疑わしいものであるとしている。
「私たちは世界規模の天然林材の枯渇に直面しており、結局“持続可能な熱帯木材”とは妄想でしかない。木材の生産や輸出入を規定する現行の法規制と政策は、しばしば不十分であり、例えば、体系的な汚職、人権侵害、そして過剰な生産と消費のパターンなどといった現実の問題に対応していない」とFoEマレーシアのミーナクシ・ラマン名誉顧問は言う。
本報告書の主なポイントは以下のとおり
1. 国際的な熱帯木材貿易の持続可能性は依然、甚だしく疑わしい。マレーシアではわずか30年の間に木材の生産と輸出は増加、ピーク、減少という一連の流れを経験してしまい、今日、マレーシアの天然林材は深刻な枯渇状況に直面している。 |
【問合せ】
マレーシア:シャミラ・アリフィン/FoEマレーシア(Sahabat Alam Malaysia)
Tel: +60 4 228 6930
日本:三柴淳一/FoE Japan
Tel: + 81 3 6907 7217
韓国:ヒュン・ジ・キム/FoE韓国(Korean Federation for Environmental Movement)
Tel: + 82 2 735 7000
オーストラリア:デレク・デービス/FoEオーストラリア
Tel: +61 421 835 587