バイオ燃料と森林
緊急セミナー:温暖化対策効果のあるバイオマス発電に向けて
固定価格買取制度(FIT)への提言
【セミナー資料】 |
※関連情報:
>声明:FITバイオマス発電に温室効果ガス(GHG)排出評価を!――学識者ら276人
>「バイオマス発電に関する共同提言」
バイオマス燃料のGHG排出量 輸入バイオマスの多くでLNGに匹敵 [拡大する] 出典:経済産業省バイオマス持続可能性ワーキンググループ資料(2019年4月) |
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、電力ユーザーの賦課金で促進されているバイオマス発電。しかし、輸入燃料に多くを依存し、本来のFIT法の目的(環境負荷低減、地域活性化)に沿わないことが懸念されます。パーム油など原料の生産段階で、森林減少や生物多様性の破壊の恐れがある計画も多く存在します。
今年4月、経産省は「バイオマス持続可能性ワーキンググループ」を立ち上げました。その資料によれば、森林伐採などの土地利用転換を考慮に入れなくても、多くの輸入バイオマス燃料において、ライフサイクルでの温室効果ガス(GHG)排出量は、化石燃料(天然ガス)と同等もしくはそれ以上となっています(右図)。森林や泥炭地の開発を伴う場合、GHG排出量はさらに膨大なものとなります。このままでは、FIT法の目的にそぐわない大量のバイオマス発電が稼働し、パーム油発電だけでも最大4兆円の国民負担が発生する可能性があります。
これらを踏まえ、今年7月、気候や森林問題に取り組む複数のNGOが、「バイオマス発電に関する共同提言」を発表しました。「ライフサイクルでのGHG排出 LNG火力発電の50%未満」をFIT等の要件にすべきとしています。
持続可能性と温暖化対策という観点からFIT制度を見直し、目指すべきバイオマス発電について考えたいと思います。ぜひご参加ください。
日 時 |
2019年10月1日(火)13:30~15:30 (13:00からロビーにて入館証を配布します) |
場 所 |
参議院議員会館B107(東京メトロ:永田町駅1番出口直結) |
プログラム (予定・敬称略) |
講演1:バイオマス発電と温暖化対策 |
申し込み |
定員に達しましたので、申し込みを締め切りました。 |
参加費 |
無料 |
主催 |
国際環境NGO FoE Japan、気候ネットワーク、CAN-Japan(予定)、一般財団法人地球・人間環境フォーラム、バイオマス産業社会ネットワーク |
協力 |
農都会議、プランテーション・ウォッチ、環境エネルギー政策研究所(ISEP) |
後援 |
WWFジャパン |
問合せ |
国際環境NGO FoE Japan |