生物多様性と森林
生物多様性連続セミナー第4回~いのちを育むサンゴの危機
私たちは、かつてない生物多様性の危機に直面しています。
IPBES (生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)が今年5月発表した報告書では、生物種の多くが人間活動により脅かされ、地球規模での大絶滅が生じていること、およそ100万種が、今後数十年のうちに絶滅する恐れがあることを報じています。直接的な原因としては、最も大きいものとして土地利用転換、次いで過剰伐採や乱獲、気候変動、汚染、外来種があげられています。
なかでも海の生態系で重要な役割を果たすサンゴは危機的状況に置かれています。 1870年代以降、サンゴの半分が死滅しました。理由は、海水温の上昇、開発、汚染などがあげられます。今,世界のサンゴ礁の6割が沿岸開発等による直接的脅威に晒されており,このままの経済活動が続けば,2050年までに地球温暖化や海洋酸性化の影響により95%以上のサンゴ礁が破壊されると予測されていています。
今回は、海洋生物の保全やサンゴの専門家の東京経済大学准教授の大久保奈弥さんをお迎えし、危機に瀕するサンゴの重要性、私たちにできることについて、考えます。
>チラシ日 時 |
2019年11月13日(水)18:30~20:30(受付開始:18:00) |
場 所 |
文京区シビックセンター4Fホール |
参加費 |
500円 (学生・FoE Japan会員は無料) |
内容 |
いのちを育むサンゴの危機…大久保奈弥さん(東京経済大学准教授) |
申し込み |
下記申込みフォームからお申し込みください。 > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(FoE会員) ※FoE Japanのウェブサイトからお申込みください。当日参加も可能ですが、資料準備の都合上、なるべくお申込みください。 |
問合せ |
FoE Japan |
講師プロフィール 大久保奈弥さん 理学博士(東京工業大学大学院生命理工学研究科)。同大学院産学官連携研究員(タンパク3000)、日本学術振興会特別研究員PD(京都大学およびAustralian National University)、慶応義塾大学自然科学研究教育センター特任助教を経て、東京経済大学経済学部生物学准教授。主な研究テーマは、海洋生物の保全、サンゴの発生・組織。小学生の頃から水棲生物の飼育と繁殖を行うアクアリストでもある。 |