脱原発・エネルギーシフトに向けて
【プレスリリース】
東京電力に、自主避難者・避難予定者の請求書を提出
~東電は、自主避難者にも正当な賠償を支払うべき~
福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan
本日、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japanは、東京電力に対して、自主避難者、避難予定者からの請求書411通、自主避難者に正当な賠償を支払うべきという要請書、および自主避難者・避難予定者の声(「私たちの声をきいて下さい」)を手渡しました。
請求書は、福島第一原発事故により、水素爆発の直後、その後広がった放射能汚染により、避難を強いられた人々、これから避難を予定している人々から寄せられたもので、請求総額は、10億9270万2194円(一人あたり約293万円)にのぼります。こうした人たちは、避難区域の外であるというだけで、避難は自己責任と認識されてしまい、正当な賠償や行政的なサポートが得られる保証がなく、職場や学校の理解も得ることができません。また、仮払い金も支払われていません。
現在、原子力損害賠償紛争審査会において、福島原発事故に関する賠償の指針が議論されていますが、先般まとまった中間指針には、自主避難に関する賠償は盛り込まれておらず、今後の審議にゆだねられています。
主催団体は、「自主避難をしている人、避難を予定している人は、原発事故さえ起こらなければ、故郷を離れることもなく、被ばくのリスクにさらされながら、不安や恐怖に満ちた日々を送ることもなかった。彼らを現在の苦境から救うためには、一日も早く、自主避難者に正当な賠償がなされることを、東京電力が責任をもって明言するべき」と、話しています。
問合せ
弁護士 福田健治(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN))
Tel: 03-3234-9145 / Fax: 03-3234-9134 / E-mail: fukuda@surugadai.org
国際環境NGO FoE Japan 満田(みつた)
携帯:090-6142-1807 / E-mail: finance@foejapan.org
資料1:請求書の概要
資料2:東京電力宛要請書 「自主」避難者に、正当な賠償をお支払いください
資料3:「私たちの声をきいてください」