脱原発・エネルギーシフトに向けて
9・17 原発の運転再開を許さない!全国討論会
~福島は活かされるか? 各地の市民運動の最前線から~
全国54基の原発の内、現在43基が運転を停止しています(8割の原発が運転停止中)。今後、定期検査の時期がくれば自動的に残り11基の原発も運転を停止します。運転再開を止めることができれば、来年春頃には全ての原発が停止する状況になります。
3・11によって、全原発の運転停止というこれまで経験したことのない状況が生み出されようとしています。この機を逃がすことなく、実際に全ての原発の運転停止という状況をつくり上げていきましょう。また、停止中の「もんじゅ」や六ヶ所再処理も閉鎖へと追い込んでいきましょう。
一方、新政権発足により、原発の運転再開の動きは強まるものと思われます。ストレステストについては、9月に複数の電力会社が報告を出し、保安院は2~3ヶ月かけてチェックすると伝えられています。そして、津波対策だけの緊急安全対策で、年末頃に運転再開第一号の実現にこぎつけようとしています。
運転再開を止めるためには、福島原発事故の実態からその教訓を学ぶ必要があります。津波対策だけの「消防ポンプ」の配置など小手先の緊急安全対策や、福島事故の実態と何の関係もないストレステストを実施しても、大事故を繰り返さない保証にはなりません。福島原発事故では、津波の前に地震動で配管が
破損した可能性があります。このことを検証し、運転再開できない根拠を明らかにする必要があります。
さらに、福島原発事故により、多くの人々は生活の基盤そのものを奪い取られ、被ばくや汚染はいまだ深刻な状況にあります。子ども達の置かれている状況や避難の困難性等、この事故の厳しい現実に立ち返りながら運動を進めていきましょう。
多くの原発立地地域から運動を担っている人々が結集し、各地の原発や運動の状況について情報を共有し、運転再開を止める方針を議論しましょう。事故後に新たに運動に参加した人々と共に、各地と首都圏をはじめ全国の運動が連携して、秋からの運動を進めていきましょう。
◆当日の内容
1.原発立地点からの報告(佐賀、福井、石川、宮城、青森、北海道など)
定検中などの原発の状況、原発の問題点、「やらせ」問題、地元首長達の状況等々、各地の運動の現状と方針について情報を共有する。
2.運転再開を止めるために必要なこと
・津波対策だけの「緊急安全対策」批判
・ストレステストについての批判の観点
・津波の前に地震動で配管が破損した可能性についての検討
・福島原発事故がもたらしている被ばく、汚染の深刻な実態。子どもたちの置かれている状況や避難の困難性等。
3.運転再開を止めるための方針の議論
・運動の方針についての議論
・原発立地点と首都圏、全国の連携した取り組みの方向性について
日 時 | 9月17日(土) 13:15~16:45 |
会 場 | 日本青年館 503 >地図 (東京・明治公園隣 最寄:信濃町駅、千駄ヶ谷駅、外苑前駅) |
参加費 | 1000円 |
申込み | 申込みフォームよりお申込みください > https://ssl.form-mailer.jp/fms/4a9071f9159894 |
主催 | グリーン・アクション、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、 国際環境NGOFoE Japan 、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会) |
協力 | eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)、福島原発事故緊急会議 |
※ 9.11-19 脱原発アクションウィーク >https://nonukes.jp
>9・18 脱原発シンポジウム ~こうして作る!原発のない社会