脱原発・エネルギーシフトに向けて
規制委員会人事案 国会議員アンケート結果速報
規制委員会人事問題について、国会議員に緊急アンケートを実施しました。設問はただ一つ。
原子力規制委員会人事案に関するあなたのお考えをおきかせください。
□賛成である □反対である □その他( )
理由:
17日から呼びかけ、23日10時現在で52名から回答が得られました。回答はすべて公開します。
ぜひ、みなさまの地元選出の国会議員に、「アンケートに答えて」と引き続き呼びかけていきましょう。こちらから【1頁目:アンケートの呼びかけ、2頁目:なぜ人事案が問題か】をダウンロ―ドいただけます。
PDF >https://dl.dropbox.com/u/23151586/120820_jinji_giin_questionnaire.pdf
ワード >https://dl.dropbox.com/u/23151586/120820_jinji_giin_questionnaire.docx
アンケート回答 8月23日10時現在(衆参別、回答順)
最新情報はこちら>https://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/
<衆議院議員>(36名)
●衆議院議員 橋本べん(民主、東海ブロック): 反対
1.法律違反の人事を認めるわけにはいかない。
2.原子力ムラの「ど真ん中」にいる人であることは明らか。
3.反省をしているなら、「1億5千万」を返上してでも「規制」の仕事をするべきだ。(年金もおそらく月30万以上はもらっているだろうから)
●衆議院議員 山崎誠(民主、南関東ブロック): 反対
原発について明確に反対の意思を持つ委員もメンバーに加える必要がある。今回の人事案はこの点でバランスを欠くものであると考えています。
●衆議院議員 田中康夫(無所属、兵庫8区): 反対
●衆議院議員 赤嶺政賢(共産、九州ブロック): 反対
原発を再稼働し、原子力規制委員会の委員長に、原発推進の立場である田中俊一氏をつけようとする野田内閣の姿勢は、到底認められません。
政府は、福島原発事故を踏まえ、原発からの撤退を政治決断すべきです。
●衆議院議員 平智之(無所属、京都1区): 反対
規制委員長が原人事案のように原発推進論者というのは矛盾の極み。
「原発依存度をゼロにする」という脱原発をはっきり表明するものを委員長としなければ規制にならない。
加えて、原発依存度をゼロにする前提で、当初から原子力規制委員会ではなく原子力廃止委員会とすべき。
●衆議院議員 荒井聡(民主、北海道3区): その他
座長として取りまとめているところなので、回答は控えさせていただきます。
●衆議院議員 亀井静香(無所属、広島6区): 反対
●衆議院議員 服部良一(社民、近畿ブロック): 反対
公平・中立、「原子力ムラからの決別」の大原則の真逆を行く人事案には反対です。それ以前に、法と政府指針に定めた欠格要件に該当し違法の疑いのある人事案をこのまま採決にかけるとすれば大問題です。国会事故調提言も無視し、全く正当性のないプロセスで人選、決定することはあり得ません。議運の最前線をはじめ、徹底的に戦います。
●衆議院議員 高橋千鶴子(共産、東北ブロック): 反対
皆さんの指摘の通りです。
●衆議院議員 初鹿明博(民主、東京16区): 反対
中立性が担保できないため
●衆議院議員 五十嵐文彦(民主、埼玉9区): 賛成
原子力専門家の中で電力会社との関係が薄く見識ある人物と承知している。
●衆議院議員 小泉俊明(民主※、茨城3区): 反対
未だに福島原発は空中、地下、海洋にダダ漏れのまま。これまで原発に関わってきた方達全員に責任がある。利害関係のない独立性のある方にすべき。
※除籍手続き中、離党届はまだ
●衆議院議員 照屋寛徳(社民、沖縄2区): 反対
原子力ムラの人間である。委員の資格なし。
●衆議院議員 杉本かずみ (民主、愛知10区): 反対
透明性、説明責任性不適
●衆議院議員 瑞慶覧長敏(生活、沖縄4区): 未記入
自分なりに調査中ですので、本日中にお答えはできません。
原発問題に対するスタンスは原発反対であることを含めご理解ください。
●衆議院議員 重野安正(社民、大分2区): 反対
いわゆる”原子力ムラ”の一員である人物を委員長にすえるとは言語道断である。
●衆議院議員 熊谷貞俊(生活、近畿ブロック): 反対
●衆議院議員 太田和美(生活、福島2区): 反対
原子力ムラの本流を歩んできた人達に規制はまかせられない。
●衆議院議員 道休誠一郎(民主、九州ブロック): 反対
原子力村出身者では、今後の原子力政策(エネルギー政策)を公平、公正に構築することは不可能である。
●衆議院議員 松木けんこう(大地、北海道12区): 反対
●衆議院議員 平沼赳夫(たちあがれ、岡山3区): その他
安全性について、十分担保する必要があるが、日本にとって、原子力は必要と考える。したがって、十分吟味をしていきたい。
●衆議院議員 近藤昭一(民主、愛知3区): 反対
●衆議院議員 吉井英勝(共産、近畿ブロック): 未記入
候補者の方それぞれに、3・11福島第一原発事故をどう受け止め、これから何をなすべきかと考えているのか、委員専任の前に伺いたい。
経歴だけで賛否を判断するのではなく、国民の前にそれを明らかにすることが国会の責務だと思います。
●衆議院議員 木内孝胤(改会、東京9区): 反対
●衆議院議員 浅野貴博(大地、北海道ブロック): 反対
●衆議院議員 河野太郎(自民、神奈川15区): 反対
●衆議院議員 斎藤やすのり(きづな、宮城2区): 反対
原子力村の村長を委員長に座らせようとしているだけでなく、規制対象団体にいる委員、元官僚、東電からの報酬をもらっている人など人選はメチャクチャ。
●衆議院議員 岡本英子(生活、神奈川3区): 反対
●衆議院議員 志位和夫(共産、南関東ブロック): 反対
野田政権は原子力規制委員会の委員長候補として田中俊一氏を推薦していますが、絶対に認めるわけにいきません。国会の聴聞会で田中俊一氏は「福島の事故を反省している」といいながら、「人類は原子力をコントロールできる」と発言しています。また「より安全な原子炉を開発してほしい」とも行っており、このような原発推進論者に規制委員長など務まるわけがないのは明らかです。
●衆議院議員 中川治(民主、大阪18区): 反対
原子力規制委員会の人選は「中立公正」「透明性の確保」が原則です。
にもかかわらず、今回の人事案はいずれも不適格であり、国民の信頼を得ていません。「原発いらない」「原子力ムラの人はいらない」は真に国民の声であり、当然反対します。
●衆議院議員 首藤信彦(民主、神奈川7区): 反対
●衆議院議員 中島隆利(社民、九州ブロック): 反対
原子力規制委員会設置法違反の人事案である。
●衆議院議員 皆吉稲生(民主党、九州ブロック): 反対
●衆議院議員 相原しの(生活、南関東ブロック): 反対
この人事の選定基準があいまいなことがそもそも問題ですが、原子力を規制できるメンバーに全くなっていないことが反対の理由です。
●衆議院議員 辻恵(民主、大阪17区): 反対
●衆議院議員 中塚一宏(民主、神奈川12区): その他
政務三役を拝命しており、政府の人間として個人的な回答は控えさせていただいております。
<参議院議員>(16名)
●参議院議員 はたともこ(生活、比例): 反対
自らも認める「原子力村」の中心人物の一人を福島原発事故後に発足する原子力規制委員長に任命することは断じて認められない。
●参議院議員 川田龍平(みんな、東京): 反対
●参議院議員 平山誠(大地、比例): 反対
・人事案の中身
・規制委の経緯と議会運営ほか
●参議院議員 行田邦子(みど風、埼玉): その他
今回の同意人事案は、選出のプロセスが不透明であり、人選そのものにも問題があると思われる。
国民、世界が注視する中、慎重で透明性の高い方法での人選が必要。再度見直し、再提出を求める。
●参議院議員 吉田忠智(社民、比例): 反対
ほとんどが「原子力ムラ」の人
●参議院議員 山下芳生(共産、比例): その他
人事案の撤回を求める
●参議院議員 亀井亜紀子(みど風、島根): 反対
貴団体の問題提起はごもっともであり、日弁連が指摘する通りに法律違反だと思います。委員就任時に辞任すれば良いのであれば、、原子力ムラの誰もが職を辞して原子力規制委員に就任することが可能になり、無茶苦茶な理屈です。
5人中3人を原子力推進にすることは、再生可能エネルギーの価格調整委員会人事で3人を再生エネ反対派にしようと画策した時と全く同じです。
●参議院議員 山内徳信(社民、比例): 反対
●参議院議員 市田忠義(共産、比例): 反対
原発利益共同体の中心にいた人物で、福島原発事故の責任に真剣な反省もなく、引き続き原発推進の姿勢を示すような人物を委員長にすえる人事案は到底容認できず、撤回すべきです。
●参議院議員 福島みずほ(社民、比例): 反対
「原子力ムラ」からの人選は、法律違反で認められない。
3.11の反省をしっかりした人事案で示すべきである。
●参議院議員 田村智子(共産、比例): 反対
原発推進に関わった人物を規制委員会に入れるべきではない。
白紙撤回し、原発建設・開発と一線を画していることが明白な人事案を出し直すべき。
●参議院議員 有田芳生(民主、比例): 反対
メディアでは田中俊一さんのことを「研究者ならいいのでは」と語る人もいますが、今はいっさい「原子力ムラ」から離れ「原発ゼロ」へと向かう人選をすべきです。
●参議院議員 井上哲士(共産、比例): 反対、その他(反対の人が多い)
※全員について一括して問うのはいささか乱暴だと思います。
●参議院議員 武内則男(民主、高知): 反対
福島原発事故を受け、今後の規制委員会の活動を任せられるとの判断に至らない。
●参議院議員 徳永エリ(民主、北海道): 反対
原発事故収束PT所属。
原子力規制委員会設置法などで定められている要件を満たしていない。多くの国民の皆さんが知っておられる5人の委員候補は原子力の推進側であり規制側の人間として全くふさわしくない。とうてい国民理解を得られるものではない。
●参議院議員 紙智子(共産、比例): 反対
田中委員長候補の所信表明を参議院の議運委員会で聞いたが、もと原子力委員会に所属し委員長代理として推進しており、「反省した」といいながら新たな基準を作って厳格にすれば原発を動かせるという認識を示していたことや曖昧な発言を聞き、委員長にはふさわしくないと感じた。原子力推進側と関係のない人事は最低限の条件だと思う。
【関連情報】
規制委・人事問題>市民ロビー結果&国会議員の対応(2012年8月16日現在)
>https://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-3636.html
【規制委員会人事案にNO】★正念場です!今すぐ国会議員へ働きかけを★
>https://e-shift.org/?p=2227#more-2227
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Q&A 何が問題? 原子力規制委員会の人事
>https://www.foejapan.org/energy/action/120726_2.html