脱原発・エネルギーシフトに向けて
福島の子どもたちを守る署名、のべ約15万筆に!
ご協力御礼&提出のご報告
2011年 9月1日
4月19日に、文部科学省は校庭・園庭の使用目安を年間20ミリシーベルトとすることを福島県等に通知しました。子どもに対してあまりに高いこの暫定基準の撤回を求める署名活動を開始して以来、みなさまからの多数の署名、コメントが大きな力になってまいりました。5月2日の政府交渉では、わずか1週間に集まった世界61ヶ国からの53,193筆(+団体賛同1,074)を提出しました。
続いて第2弾として、内部被ばくの考慮とモニタリングの継続を要請内容に追加し、こちらは6月16日に、27,217筆(+団体賛同309)を提出いたしました。
★みなさんの署名、応援、抗議の後押しや5月23日に行った文部科学省包囲行動など、多数の市民の声は、ついに国を動かし、文部科学省は5月27日、被ばく限度年間1ミリシーベルトを目指すと発表しました。
>詳細
しかし、内部被ばくや事故直後の被ばくが考慮されておらず、課題は多く残りました。これに対し、第3弾の署名として、避難と疎開、内部被ばくの検査、内部被ばく含めての年間1ミリシーベルト厳守を求め、要請を続けました。この署名は6月上旬から7月末までで49,775筆(+団体賛同232)を集め、8月25日の対政府交渉で提出しました。また第2弾署名の追加16,372筆も、合わせて提出しました。
★8月26日、文部科学省は、「福島県内の学校の校舎・校庭等の線量低減について」を発出し、校庭・園庭の使用目安を1マイクロシーベルト/時とすることを福島県等に通知しました。今回の通知によって3.8マイクロシーベルト/時(年20ミリシーベルト)は正式に廃止されることになりました。これは、あまりに遅すぎたものの、福島県内をはじめ、全国の市民の声および国際的な批判に応えざるを得なくなったためとも言えます。
>詳細
これまでに集まった署名は、のべ約15万筆にのぼります。この声は、決して無視されてはなりません。
みなさまの声、ご協力に、私たちの活動も励まされ、後押しされます。市民の声が常に背後に控えていることは、政府と行政にも大きなプレッシャーとなります。どうぞ、今後も成り行きを注視され、ご参加・ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。引き続き届いている署名も、今後の機会に提出する予定です。
>これまでの活動