避難の権利と帰還問題
講演会:いま、あらためて振り返る 原発事故避難のこと 「ないこと」にされた被ばくのこと
原発事故が万が一生じてしまったとき、住民が避難する際、「スクリーニング(避難時汚染検査)」が行われることになっています。高濃度の放射性物質が浮遊する中を避難した人たちが、体に放射性物質を付着したまま避難することを防ぐため、また、住民が内部被ばくしてしまっている場合は早期に発見し、医療的措置につなげるためーーの2つの目的があります。福島原発事故当時のマニュアルでは、スクリーニングで一定(13000cpm)以上の値を示した場合、いったん除染し、再検査をし、もし再度同じ値を計測した場合は、内部被ばくを疑って処置を行うことになっていました。 ところが、福島第一原発事故の際、この基準が10万cpmに引き上げられたばかりか、マニュアルで定められていた除染後の再検査や記録を住民に渡すという手続きがスキップされていたのです。これをスクープしたのが、東京新聞が今年1月から3月にかけて連載した「背信の果て」です。 このたび、この問題に焦点を当てた講演会を企画しました。避難当事者の菅野みずえさん、また渾身の取材で「背信の果て」を書いた榊原崇仁さんにお話しいただきます。 「隠された初期被ばく」に焦点をあてつつも、菅野さんには、原発事故発生当時のこと、避難の際のあれこれについて、より広くお話しいただきます。ぜひお越しください。
※なお、諸般の事情から、映像中継や映像のインターネットでの公開はお断りしております。
日 時 | 2019年5月27日(月)18:30~20:30 |
会 場 | 文京区区民会議室5C> 地図 |
参加費 | 700円 |
申込 | 下記申込みフォームからお申し込みください。 > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(FoE Japan会員) |
主 催 |
国際環境NGO FoE Japan |
問合せ |
国際環境NGO FoE Japan TEL: 03-6909-5983 / FAX: 03-6909-5986 / E-mail: info@foejapan.org |
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