脱原発・エネルギーシフトに向けて
チェルノブイリ法をつくった事故処理作業者 アレクサンドル・ヴェリキンさん再来日!
チェルノブイリから福島へ:「安全に暮らす権利」とは
◆配布資料(いずれもPDF)
「 権利を勝ち取った苦難の歴史 「チェルノブイリ法」への道のり」~年1ミリシーベルト以上を「避難の権利ゾーン」に~ (前回来日時講演まとめ)
原発事故の被災者支援 チェルノブイリ(法)と日本 (吉田由布子さん資料)
1986年に発生したチェルノブイリ原発事故は、たいへんな被害と汚染をもたらしました。事故の収束のため、65万人もの軍人や専門家が作業に当たりました。これらの原発事故収束に当たった人々は「リクビダートル」と呼ばれました。
アレクサンドル・ヴェリキンさんもこの一人。
しかし、命をかけて収束作業を行ったにもかかわらず、リクビダートルたちの健康被害に対して国の補償が行われませんでした。89年にはリクビダートルたちの同盟が各地に形成されました。そして、多くの避難者や住民たちもリクビダートルたちの運動に合流していきました。リクビダートルや市民たちのグループは、代表を議会に送り、また議員にも働きかけました。90年には法制化に向けた運動となり、91年の「チェルノブイリ法」制定にこぎ着けました。一方、日本で、チェルノブイリ法をモデルにつくられたのが「原発事故子ども・被災者支援法」(2012年6月制定)。しかし、現在、実質的には「骨抜き」の状況にあります。
今回、ヴェリキンさんを迎え、チェルノブイリ法制定の過程でリクビダートルたちが果たした役割、「安全に暮らす権利」の獲得の道筋について議論します。
日 時 | 2015年11月26日(木)18:30~20:30(開場:18:00) |
会 場 | パルシステム東新宿本部 2F 住所:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿 最寄り駅:都営大江戸線・東京メトロ副都心線東新宿) > アクセス |
資料代 | 700円 ※言語:逐次通訳あり(ロシア語) |
定 員 | 100人(要予約) |
申込み | 先着順。下記URLからお申し込みください。 https://kokucheese.com/event/index/354435/ |
プログラム | 1)アレクサンドル・ヴェリキンさん講演 なすびさん(被ばく労働を考えるネットワーク) 4)ディスカッションーヴェリキンさんに聞く |
主 催 |
「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク OurPlanet-TV |
協力 | パルシステム生活共同組合連合会 |
問合せ |
FoE Japan Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986 携帯:090-6142-1807 E-mail:kanna.mitsuta@nifty.com(満田) |
◎アレクサンドル・ヴェリキンさんについて
1953年レニングラード生まれのヴェリキンさん。レニングラード工業大学卒業後、1986年チェルノブイリ原発事故処理のため召集され、3ヶ月間作業に従事しました。
その間、なんども高線量領域での作業を行い、被ばくしました。1987年2月、救急車で運ばれました。胃潰瘍という診断でした。放射線被ばくとの関係を審査する委員会で、「放射線被ばくとの関連はないが、事故処理によるストレス」と認定されたそうです。
1990年ソ連邦チェルノブイリ同盟大会へ代表団員として参加し、その後、同盟の幹部として、「チェルノブイリ法」の制定に貢献しました。作業労働者、原発事故の被害者の権利を擁護するために活動に従事しています。
※チェルノブイリ法の内容や制定の経緯について。前回来日時の講演記録
>https://www.foejapan.org/energy/news/120523.html
☆関連企画☆
(11/24)チェルノブイリ事故の健康影響とは
~ウクライナ放射線医学研究センター・チュマク博士来日講演」
https://www.foejapan.org/energy/evt/151124.html
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