脱原発・エネルギーシフトに向けて
南相馬の皆さんが東京に! 緊急記者会見と集会を開催
(12/26 13時半~@参議院議員会館)
南相馬市の特定避難勧奨地点が、12月28日、住民の強い反対の中で解除されようとしています。
27日、南相馬市で特定避難勧奨地点に指定された住民向けの説明会が開催されました。
出席した住民は、全員、強く反対。
「指定時、【解除の際には住民の理解を得ること】との約束があった。確認の上解除の話をして欲しい。」
「家の中でも空間線量率は0.8マイクロシーベルト」
「こんな環境に子どもを帰せない」
「ストロンチウムやプルトニウムなども飛散している」
「これで、”公平性”はないだろう」
「いくら除染しても、農地や山林から線量がくる」
「避難区域よりも放射線量は高い」
「再度の説明を求める」
などの発言が相次ぎました。
最後に、行政区長が、
「地域全体を下げてから解除でしょう。同じ人間として話をしてほしい。無理を通して、道理を引っ込めるのか」
と述べました。
高木経済産業副大臣は、「川内や伊達との公平性を保つ」「積算線量20ミリシーベルトを下回っており、健康への影響は考えられない」とし、一方的に指定解除を決定しました。
今回の解除に至るまでにも10月の時点で、指定解除の説明会が開かれたのですが、住民の強い反対にあい、解除は延期。「不安をしずめるため、掃除を行う」としました。しかし、「掃除」後、大量のゴミ袋を置き去りにされ、ゴミ袋は2μS/h超え、宅地内に10μSv/h超えの場所も残っています。
その後も、住民は1,210筆を越える住民署名を国に提出し、何度も解除に反対する意思表示を行ってきました。しかし、それらの住民の意向はすべて無視されてしまっています。
今回、たまりかねた住民のみなさんが、東京にて、抗議の記者会見と集会を開催します。
また、この間、みなさまにご協力いただいた署名を、国に提出します。
南相馬の住民を応援するため、一人でも多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
日 時 | 2014年12月26日(金) 13:30~14:30:記者会見&集会 14:30~15:30:署名提出および政府交渉 18:00~18:30:参議院議員会館前抗議集会 ※13時からロビーにて入館証を配布します。 ※記者会見の間、質疑はメディアの方優先となります ※いずれも、どなたでも同席いただけます。 |
会 場 | 参議院議員会館B107 ※18時からの抗議アピールは、参議院議員会館前です。 |
内 容 |
・南相馬特定避難勧奨地点をめぐる経緯 ・住民のみなさんの訴え ・避難解除がおかしい、これだけの理由 |
資料代 | 500円 |
主 催 | 南相馬・避難勧奨地域の会、南相馬特定避難勧奨地点地区災害対策協議会 |
共 催 | 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、FoE Japan、避難・支援ネットかながわ(Hsink)、ひまわりプロジェクト南相馬 |
問合せ | FoE Japan (エフ・オー・イー・ジャパン) Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986 (当日連絡先:090-6142-1807) |
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