脱原発・エネルギーシフトに向けて
FoEドイツの代表ら来日!
ドイツのエネルギーシフトと市民参加、核廃棄物最終処分場問題
このたび、10月18日から21日まで、FoEドイツ(ドイツ環境自然保護連盟、BUND)から、環境市民運動にかかわる代表的な2名が来日します。
目的は、福島の現状や、川内原発再稼働反対運動など、ドイツであまり伝えられない日本の状況を見ることと、ドイツの原発・エネルギー政策に関する状況を共有することです。
FoE Japanでは下記のように、福島への訪問や、東京での院内集会を企画・調整しています。
ドイツの状況は、エネルギーシフトにブレーキがかかる日本の状況と共通する部分もあり、
一方で、政策への市民団体の参画や、再生可能エネルギーの増加など、参考になる点も多くあります。ぜひ、意見交換にご参加いただけましたら幸いです。
●日程
10月18日(土) 到着、福島県三春町へ
10月19日(日) 環境創造センター(三春町)、川内村、大熊町ゲートなど視察
(コーディネート:原発いらない福島の女たち 武藤類子さん)
15:00~17:00 郡山にて福島の市民団体と意見交換、交流
10月20日(月) 福島県庁訪問+記者会見(調整中)
10月21日(火) 東京で公開セミナー開催(下記)
10月22日(水) 帰国
●10/19 福島の市民とドイツ環境市民運動代表と 意見交換会 >ちらし
―三春町・川内村・富岡町の現地視察をへてー
日 時 | 2014年10月19日(日)15:00~17:00 |
会場 | 福島県教職員組合郡山支部 2F会議室 (福島県郡山市桑野2丁目33−9) |
内容 (予定) |
1)趣旨説明、参加者の紹介 フーベルト・ヴァイガー、リヒャルト・メルクナー、 福島で活動する市民
|
主 催 | FoE Japan |
協 力 | 原発いらない福島の女たち、フリードリヒ・エーベルト財団 |
問合せ | FoE Japan 吉田(yoshida@foejapan.org) |
●10/21 公開セミナー「ドイツのエネルギーシフトと市民参加、核廃棄物最終処分場問題」
>ちらし
日 時 | 2014年10月21日(火)16:30~19:00 |
会 場 | 衆議院第二議員会館 多目的会議室 >地図 |
内 容 (予定) |
1)報告「ドイツのエネルギーシフトの現状、最終処分場問題」>発表資料 リヒャルト・メルクナー氏(FoEドイツ) 細川弘明(原子力市民委員会事務局長) 満田夏花(原子力市民委員会座長代理、FoE Japan) ほか |
資料代 | 500円(FoE Japanサポーターは無料) |
申込み | 申込みフォームよりお申込みください > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(サポーター) |
主 催 | FoE Japan |
共 催 | 原子力市民委員会 |
協 力 | eシフト、原発ゼロの会、フリードリヒ・エーベルト財団 |
問合せ | FoE Japan 吉田(yoshida@foejapan.org) |
●現在のドイツの状況と環境団体、FoEドイツの取り組み
1)エネルギーシフトの現状と政策
ドイツでは、再生可能エネルギーの割合が23%以上に達するなど、再生可能エネルギー法により、エネルギーシフトへの実質的成果が上がっている。
一方で、現政権(第二次メルケル内閣、CDU・SPD連立)は、化石燃料へのゆり戻しの動きもある。
再生可能エネルギー優遇政策はブレーキをかけられ、石炭回帰の動きも強い。
最近は脱原発運動への世論喚起も以前よりは難しくなってきている。
2)高レベル放射性廃棄物最終処分場問題と市民参加
長らくゴアレーベンが、最終処分場の候補とされてきたが、安全性や住民の反対などにより2013年に白紙撤回された。新たに審議会「処分場委員会」が立ち上げられ、2015年までに選定基準を提案、2031年ごろまでに決定する予定。
この、処分委員会メンバーには、各政党や各州の代表のほか、専門家や市民団体の代表も参加しており、FoEドイツからも、副代表のクラウス・ブルンスマイヤー氏が参加している。市民の意見を伝えるために重要という一方、核廃棄物について責任を取るべきは推進派であるという意見など、参加については内部でも複雑な議論がある。
・処分場委員会(ドイツ)メンバー
https://www.endlagerung.de/language=de/18217/kommission-lagerung-hoch-radioaktiver-abfallstoffe-endlagerkommission
●プロフィール:
<フーベルト・ヴァイガー氏> Hubert Weiger (写真右)
2007年よりFoEドイツ(ドイツ環境自然保護連盟)代表理事。またFoEドイツ・バイエルン州支部代表理事。
1974年より自然保護連盟(FoEドイツの前身、バイエルンの環境団体)の代表メンバーの一員であり、1975年のドイツ環境自然保護連盟創設者のひとり。
専門は森林生態学、農学など。また反原発運動にも40年来携わる。
ドイツ政府・持続可能な開発審議会委員、欧州自然財団理事、バイエルン州公共ラジオ評議会評議員、トランスペアレンシー・インターナショナルドイツ評議員、ドイツ食糧農業消費者省・森林政策審議会委員 ほか。1947年生まれ。2011年9月、2012年3月に来日し、福島、東京、福岡を訪問、講演。
<リヒャルト・メルクナー氏> Richard Mergner (写真左)
2002年よりFoEドイツ・バエイエルン州支部理事。
経済地理学専攻。1990年よりFoEドイツ・バイエルン州支部ニュルンベルク事務所のスポークスパーソン(専門担当官)。地域グループの取りまとめの他 、公的機関である地域開発組合における環境団体の代表、地域開発計画の作成や遂行に関わる。1999年からFoEドイツの交通政策分科会の代表をつとめる。欧州交通政策グループITEや、プロテスタント教会の環境会議(KUK)メンバーなどもつとめる。2012年3月に来日。
●問合せ: FoE Japan 吉田(yoshida@foejapan.org/03-6909-5983)
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