お知らせ
6/21 講演会 (京都)
「原発輸出という不誠実 ~ありのままのベトナムをみること、そして私たちの責務~」
講師に伊藤正子さん(京都大学・ベトナム現代史)をお迎えします。ドキュメンタリー『忍び寄る原発~福島の苦悩をベトナムに輸出するのか』上映&現地取材の中井信介さんのお話も。
原発いらない全国の女たちアクション (2011年10月) |
ベトナム中南部のニントゥアン省タイアン村で計画されている第二原発では、日本からの輸出に向けての準備が着々と進んでいます。東日本大震災の復興予算から5億円がこっそり使用された、日本原電によるベトナムでの事業可能性調査(FS)が完了し、7月にベトナム政府に提出される予定です。
しかし、ベトナムは政治的には一党独裁で、言論や集会の自由は制限されています。多くの知識人が原発導入に反対の意思を持っていますが、ネットを通じての署名活動すらも弾圧を受けて中止に追い込まれています。
日本国内で原発政策の根本的な見直しが迫られるなか、アジア各国に原発を輸出していこうという姿勢は不誠実としか言いようがありません。ベトナム事情に精通し、原発輸出問題にも積極的に発言を続けておられる伊藤正子さんをお迎えして学習会をおこないます。ベトナム現地取材・撮影を行われた中井信介さんの映像上映と現地取材報告もあります。
ベトナムへの原発輸出の問題点について共に学び、私たちにできることを一緒に考えてみませんか?
日時 | 2013年 6月21日(金) 18:30~21:00 |
会場 | 京都大学 文学部新館 第2講義室 >地図 (市バス「百万編」「京大正門前」下車徒歩5分) |
参加費 | 500円 |
主催 | ODA改革ネットワーク関西 |
共催 | 国際環境NGO FoE Japan |
問合せ | 担当:内富 070-5650-3468 muchitomi@hotmail.com |
『忍び寄る原発 ~福島の苦悩をベトナムに輸出するのか』 (制作 FoE Japan 26分)
映像制作者・中井信介さんのメッセージ
福島原発事故がいまだ収束していないにも関わらず、日本政府はベトナムに原発を輸出することを決めました。それは道義的に許されることではありません。
原発建設予定地周辺は、風光明媚で農業や漁業が盛んな豊かな土地です。
住民の多くは「住み慣れた土地を離れたくない」と訴えています。 しかし、原発の危険性が正しく伝わっていないために、予定地から僅か1kmしか離れていない土地への移転を自ら選びました。
もしも将来、ベトナムに建設される原発で事故が起こってしまったら、彼らはどうなってしまうのでしょうか?それを考えると恐ろしくてなりません。
原発輸出には、税金から巨額が融資され、私たち日本国民もベトナムの原発に対して責任を負わねばなりません。
◎関連情報
>原発輸出への抗議を日本のNGOが応援――ベトナムで報道(2012.06.25)
>原発輸出にベトナムから抗議~日本政府に対応を求める要請書提出(2012.06.03)
>原発輸出にベトナムから抗議日越両政府に対応を求める要請(2012.06.03)
>[共同声明]原発輸出すべきでないこれだけの理由(2011.11.22)
>ベトナム原発建設予定地を調査レポート(2011.11.21)
>緊急国際署名:原発輸出推進政策を即刻止め、世界の脱原発をリードして(2011.08.31)
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