脱原発・エネルギーシフトに向けて
6/1 上映会・集会
映像で見るベトナム原発輸出 今、何が生じているのか?
フランスとアメリカとの戦争で二度、村を追われた。 ――――第2原発建設予定地 タイアン村 グエン・ケイさん |
今朝、2012年5月18日、「傷病兵」と自称する見知らぬ人々のグループがハンノム研究所内の私の研究室に侵入し、乱暴に私を威嚇した。彼らは非常に不躾な言葉をがなり立てるばかりか、研究所幹部と私の前、仕事場の真ん中で寝そべってしまった。 彼らは私の書いた文章「ベトナムの原発建設への援助に反対する、日本政府への公開状」を削除するよう求めた。 ――――ベトナムで、日本の原発輸出に対する抗議に対する弾圧の模様に関するブログ記事 |
タイアン村の漁民 |
日越両政府が、着々と進めているベトナム・ニントゥアン省の原発建設計画。一方で、福島原発事故では、多くの人々が故郷を追われ、また放射能影響のリスクに苦しんでいます。
先日、社会主義のベトナムではきわめて異例ながら、ベトナムのブログで、原発建設に対する日本の協力中止を求める抗議文書への署名運動が行われ、日本大使館に提出されました。
この運動を企てた人に対する弾圧が心配されています。
こうした状況を踏まえ、FoE Japanはこのたび、ベトナムへの原発輸出を問う映像上映会および最新情報についてお伝えするための集会を開催します。
日時 | 2012年 6月1日(金)18:15~19:45 *30分前からロビーにて通行証を配布します |
場所 | 参議員議員会館 B-104号室 >地図 最寄り駅 東京メトロ・永田町駅、国会議事堂前駅 |
内容 | ・映像でみるベトナム原発輸出: |
参加費 | 800円 |
主催・ 問合せ |
国際環境NGO FoE Japan TEL 03-6907-7217 FAX 03-6907-7219 携帯:090-6142-1807(満田) |
●映像制作者、中井信介さんからのメッセージ
日本政府は、福島原発事故がいまだ収束していないにも関わらず、ベトナムに原発を輸出することを決めました。それは道義的に許されることではありません。
また、原発建設予定地周辺は、風光明媚で農業や漁業が盛んな豊かな土地で、予定地に暮らす住民の多くは「住み慣れた土地を離れたくない」と訴えています。
しかし、原発の危険性が正しく伝わっていないために住民たちは、予定地から僅か1kmしか離れていない土地への移転を自ら選びました。
もしも将来、ベトナムに建設される原発で事故が起こってしまったら、彼らはどうなってしまうのでしょうか?それを考えると恐ろしくてなりません。
ベトナムへの原発輸出には、税金から巨額が融資され、私たち日本国民もベトナムの原発に対して責任を負わねばなりません。