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砂漠緑化プロジェクト終了のご報告とご挨拶
2015年7月2日
1980年代に急速に悪化した地域の砂漠化は90年代中頃には最悪期を迎えていました。
通遼市庫倫旗、科尓沁左翼后旗では烏雲先生と日本からの沙漠植林ボランティア協会が地元政府と協力し94年から緑化・砂漠化防止活動を始めました。
FoE Japanは地域にようやく“沙漠化防止”が認められ始めた2000年に現地調査をし、活動を始めました。2001年4月には第一次緑化協力隊を日本から派遣するとともに、現地の住民による春植林の支援をいたしました。以来14年間日本からの緑化協力隊派遣、苗木や緑化資材の支援等現地活動を行ってきました。
この間、緑化隊には80歳台~10歳という広範な皆様にご参加いただき、力を合わせ活動しました。また多くの個人の方々、企業、財団様からも沢山のご寄付を頂きました。沙漠植林ボランティア協会には多くのご指導を頂きました。一方現地側は烏雲先生を始め通遼市庫倫旗、科尓沁左翼后旗政府にご支援いただきながら、多くの地域村落で住民と協力し活動を進めることができました。
近年、地域住民には植林の意識が根付き、現地政府にも砂漠化防止の機運が高まっております。砂漠化へ逆戻りの危険は遠のいたやに感じます。これによりFoE Japanの砂漠緑化活動は3月31日を以って終了することとしました。
当プロジェクト運営面では、立ち上げ時強力に現地活動を受け持ってくれた岡本健吾氏、現地での生活から現地活動まで初めから最後まで助けてくれた吉日木図(ジリムト)氏と宝鋼(ボーガン)君には心から御礼申し上げます。
砂漠緑化プロジェクトチーム 成田正之、和田鈴子