気候変動による損失と被害
シンポジウム:気候変動「難民」—大規模災害などにより住む場所を追われる人々
(C) shuuichi endou / Tuvalu Overview
*資料を掲載しました!
近年、紛争や暴力のみならず、増大する気象災害によって住む家や生計手段を奪われ、避難、移住、さらには「難民」化する人々が増えています。国際社会では気候変動により増加する熱波や豪雨、干ばつ、ハリケーン、そして海面上昇などが難民・移民化の原因の一つとして認識され始めています。
特に途上国や貧困層は災害の影響を受けやすく、格差を拡大し、さらにはガバナンスの悪化につながる要因ともなっています。気候変動影響により住む場所を追われる人々の生命や人権の保護について、支援策が求められています。
気候変動に関する国際交渉では、気候変動に起因する人の移動に関するタスクフォースも設置されました。また今年は、2016年の国連総会で採択された「ニューヨーク宣言」に基づいて、難民・移民に関する国際ルールを強化するグローバルコンパクトの採択が期待されています。
本シンポジウムでは、気候変動と移民・難民問題に焦点をあて、島嶼国ツバルの現場で起きている気候変動被害の最前線、難民支援の立場からみる気候変動「難民」支援の展望について、また気候変動「難民」に関する国際社会における議論の動向について報告します。
プログラム
当日の様子はこちらからご覧いただけます。
前半 後半
撮影:UPLANさん
ツバルの現場から
「国家というコミュニティを直撃する気候変動—ツバルの事例」
...ツバルオーバービュー代表・ツバル国環境親善大使 遠藤秀一
「気候変動が生み出す新たな人の移動—気候変動「避難民」の保護への検討:南太平洋を中心に」(発表資料)
...ツバルオーバービュー理事・大阪大学博士課程 川阪京子
難民支援の見地から
「気候変動と難民—保護の新たな可能性 」(発表資料)
...認定NPO法人難民支援協会 石井宏明
国際的議論の動向
「気候変動の国際交渉における損失と被害、人の移動の議論」(発表資料)
...FoE Japan 小野寺ゆうり
国際機関による気候変動「難民」援助の現状と課題 (発表資料)
...東北大学博士課程 チョン・ヨジュ
「気候変動と訴訟リスク」(発表資料)
...東北大学 東北アジア研究センター/環境科学研究科教教授 明日香壽川
日 時 | 2018年2月26日(月) 13:30-17:15(開場 13:00) |
場 所 | NATULUCK飯田橋東口駅前 4階大会議室A 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-8-6 日産ビル 401 地図はこちら |
資料代 | 大学生・FoE Japan会員 500円 / その他一般 1,000円 |
定 員 | 70名 |
申 込 | 下記申込みフォームからお申し込みください。 > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(サポーター) |
共催・協力 | 共催:国際環境NGO FoE Japan、人間文化研究機構 北東アジア地域研究推進事業 東北大学東北アジア研究センター拠点 協力:特定非営利活動法人 ツバルオーバービュー、認定NPO法人 難民支援協会 |
問合せ | FoE Japan 担当:深草 (fukakusa@foejapan.org) |
*このイベントは一部地球環境基金、緑の地球防衛基金の助成を受け開催しています。