COP21 (パリ会議)
気候変動対策の大詰めを迎える2015年冬 パリ会議
2015年、COP21パリ会議(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)が間近にせまっています。この会議では、2020年以降の世界の気候変動・温暖化対策の大枠の合意が目標とされており、非常に重要な節目として注目されています。
1997年のCOP 3 京都会議で決まった「京都議定書」の約束期間は2008年から2012年、その後、2012年から2020年までは「第二約束期間」として継続されていますが、アメリカやカナダ、日本も離脱していたり、中国やインドなども削減義務対象国ではないなど、問題を抱えています。
そこで、2020年以降の新たな国際的な枠組みをどうするか。それを決めるのが、COP21 パリ会議の目標です。
各国が自国の削減目標をそれぞれ策定して持ち寄ることとなっています。日本はようやく今年7月に提出しましたが、その内容は、先進国の責任にそぐわない低い目標(2013年比-26%=1990年比-18%)です。またエネルギー基本計画に基づいて、原発や石炭の維持拡大を前提としています。
>日本の出した「約束草案」 (2015年7月17日)
>FoE Japanプレスリリース
「科学や国際責任を満たさない日本の2030年温室効果ガス削減目標」(2015年4月30日)
COP21にむけ、国際市民社会の声はたかまってきています。
気候変動の影響をもっとも顕著に受けるのはアジアやアフリカ、中南米の途上国の農村・漁村などの人々です。
これまで、気候変動対策としては、「緩和=温室効果ガスの排出削減」と「適応=気候変化にあわせて生活を変える」を中心に語られてきましたが、適応しきれない「損失と被害」がすでに出てきており、補償や資金援助の枠組みをどうするかという議論が2013年から出てきています。
FoE Japanは、アジア各国のメンバー団体と連携し、気候変動影響の現場の声を取材し、国内外に伝えようとしています。
>FoE Japan2015年4月のニュースレター記事(緑のgoo)
関連イベント
- 2015.9.30 国際協力×気候変動 SDGsからCOP21パリ会議へ
- 2015.10.3 化石燃料恐竜フォトアクション
- 2015.11.28-29 アースパレード2015
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