南極保全
10/1-31 写真展「守ろう!最後の氷の楽園 “南極海”」
10/4・17 緊急セミナー開催
(C)John Weller |
地球上でもっとも手つかずの自然が残る南極海―― 南極大陸と南極海には1万種以上の生きものが生息し、他の地域にはみられない特有の生態系が育まれています。
ところが今、その生態系に危機が迫っています。気候変動は確実に南極に影響を及ぼしているのです。
生きものたちがその急速な変化に適応するには、人間活動による負荷を最小限にする必要があります。
さらに漁業の拡大や密漁も、貴重な南極生態系を脅かしています。
この10月、南極海の豊かな自然と環境問題の実情を伝える写真展を開催します。
会場では、南極海保全のために私たちにできるアクションコーナーも設置します。ぜひご参加ください。
期間中の4日、17日に開催するセミナーでは、南極海保護を訴えるNGOネットワーク「南極海連盟(AOA)」のロバート・ニコル氏と、ペンギン会議研究員・上田一生氏にお話しいただきます。
●写真展「守ろう!最後の氷の楽園 “南極海”」 *入場無料
日時 | 2013年 10月1日(火)~31日(木)
10:00~18:00 *土曜のみ10:00~17:00/日曜、月曜、祝日休館 都合により、展示期間は30日(水)までに変更になりました。 |
会場 | 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) 多目的スペース >地図 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F |
主催 | 国際環境NGO FoE Japan |
協力 | ペンギン会議 |
後援 | 株式会社サンコー、長崎ペンギン水族館、WWF Japan他 |
●10/4 緊急セミナー「南極海を守れ!国際合意を求めて」
南極海を守るため、海洋保護区を設置して広範囲に保護する国際的な取り組みが進められています。
今年も、南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)の国際会議で、南極海の中でも貴重な生態系を有すロス海と南極海東岸海域への海洋保護区の設置が検討されます。
しかしCCAMLR加盟国には、大規模漁業の利害関係国もあり合意は容易ではありません。日本も漁獲量拡大が懸念されているナンキョクオキアミやメロの大消費国として、南極海の資源保護に責任があります。
10月に開催されるCCAMLRの年次会合を前に、南極海保全を求めるNGOの国際ネットワークである南極海連盟(AOA)からロバート・ニコル氏が来日し、南極海の生態系価値、南極海海洋保護区を巡る議論の論点、そして日本の立場について解説します。
*逐次通訳あり
日時 | 2013年10月4日(金)19:00~20:30(18:30開場) |
会場 | 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) セミナースペース >地図 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F |
講師 | ロバート・ニコル氏(南極海連盟 シニア政策アドバイザー) |
定員 | 40名 |
参加費 | 1000円(FoE Japanサポーター、上記協力・後援団体会員は500円) |
申込み | 申込みフォームよりお申込みください > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(サポーター) |
問合せ | FoE Japan 担当:柳井(yanai@foejapan.org) |
●セミナー「ペンギンから考える南極の環境問題」
ユニークな南極の気候や生態系の特徴とそこに生息するペンギンの生態、そしていま南極の環境を及ぼすさまざまな問題とその影響を、ペンギン会議研究員の上田一生さんが、わかりやすく説明します。
写真展では、上田さんが現地で撮影した写真もご覧いただけます。
日時 | 2013年10月17日(木)19:00~20:30(18:30開場) |
会場 | 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) セミナースペース >地図 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F |
講師 | 上田 一生氏(南極会議 研究員) |
定員 | 40名 |
参加費 | 1000円(FoE Japanサポーター、上記協力・後援団体会員は500円) |
申込み | 申込みフォームよりお申込みください > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(サポーター) |
問合せ | FoE Japan 担当:柳井(yanai@foejapan.org) |
【講師プロフィール】
●ロバート・ニコル
西オンタリオ大学(カナダ)を卒業後、オーストラリアのマッコリー大学で環境マネージメントで修士号を取得。グリーンピース・オーストラリア太平洋のキャンペナーとして、海洋保護キャンペーン等を立ち上げる。
2008年~2011年はWWFの南極大陸・南極海のイニシアティブマネージャーを務める。2011年から南極海連盟(AOA)のシニア政策アドバイザーとして活躍中。
●上田一生
東京都出身、目黒学院高等学校教諭。1987-89年、ペンギン研究者青柳昌宏氏に師事しペンギン基金研究員、90年にペンギン会議創設メンバー、以降ペンギン会議研究員、2006年以降マリンピアクラブ(マリンピア松島水族館の愛好会)代表。
著書:『ペンギン図鑑』文渓堂/『ペンギンコレクション』平凡社、『ペンギンの世界』岩波新書/『ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ』岩波書店
訳書:『ペンギンになった不思議な鳥』青柳昌宏と共訳 動物社/『ポッパーさんとペンギンファミリー』文渓堂/『ペンギン大百科』共訳・著 平凡社、『ペンギン救出大作戦』海洋工学研究所出版部
監修 :『ペンギンに会いに行こう!』ペンギン・スタイル著、ソフトバンククリエイティブ
施設監修・資料提供等:東京都葛西臨海水族園ペンギン展示施設/神戸市立王子動物園ペンギン展示施設/横浜・八景島シーパラダイスペンギン展示施設/長崎ペンギン水族館/下関市立しものせき水族館海響館ペンギン展示施設/マリンピア松島水族館ペンギン展示施設/国立生物多様性資料館/愛媛県立自然史博物館(ペンギンの生態に関する展示)
テレビ番組の監修・出演: TBS 「新世界紀行」 「わくわく動物ランド」 「どうぶつ奇想天外」 「ニュースキャスター」 NHK 「タモリのウォッチング」 「生きもの地球紀行」 「ダーウィンが来た!」 「今日の世界」 テレビ朝日 「緑の宇宙船地球号」 「世界自然遺産」 日本テレビ 「高校生クイズ」 「所さんの目がテン!」 等テレビ・ラジオの出演・監修・資料提供件数、合計750件以上