問題と視点
開発金融機関への
政策提言 個別事業モニタリング 気候変動と開発 資料室 参加しよう
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フィリピン・ボホール灌漑事業
「3つのダムを建設して、10,000ヘクタールの農地を灌漑しよう」
――1970 年代に持ち上がった構想の下、日本の援助で進められている灌漑事業がフィリピンにあります。
ダムからの灌漑用水が届いておらず 作物を耕作できていない農地 |
3つのダムのうち、すでに2つは90年代に完成し、もう1つは現在建設中です。
しかし、ダムの恩恵を受けるはずの地元の人々は、ダムからの灌漑用水の供給が十分でないことから、現在、さまざまな問題を抱えています。
「本当に10,000ヘクタールを灌漑する十分な水量があり、
地元の農民の生活向上につながっているのか?」
――日本政府もしっかりと検証し、事業の妥当性を判断することが求められています。