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インドネシア・バタン石炭火力発電事業
インドネシア住民が来日し、異議申立て!!
院内勉強会「日本のインフラ輸出における人権・環境配慮は十分か?
―インドネシア・バタン石炭発電の現状と日本の課題―」
本勉強会は終了しました。
配布・発表資料の一部は、以下からダウンロードできます。
※バタン石炭火力発電事業の影響住民23名による国際協力銀行(JBIC)と『経済
協力開発機構(OECD)多国籍企業行動指針』日本連絡窓口(NCP)への異議申立
書本文(英文、および、概要(和文)はこちらをご覧ください。
> https://www.foejapan.org/aid/jbic02/batang/150803.html
・日本の高効率石炭火力発電輸出とバタン石炭火力発電事業の概要
(FoE Japan 波多江 秀枝)
発表資料は、こちら
・インドネシアにおいて、日本が融資する石炭火力発電所の現状
(グリーンピース・インドネシア Arif Fiyanto)
発表資料は、こちら
・JBIC環境社会ガイドラインとOECD多国籍企業ガイドラインについて
(「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 田辺有輝)
発表資料はこちら
- JBIC異議申立手続・OECD問題提起手続の概要(図)
- JBIC異議申立手続の概要とバタンの取り扱い
- OECD問題提起手続の概要とバタンの取扱い
以下、勉強会の案内です。
現在、政府がアジア向けインフラ輸出の増大を目指すなか、特に力を入れているものに「高効率石炭火力発電所」の輸出が挙げられます。「日本企業の高い技術力」を生かすとし、インドネシア、マレーシア、ベトナム、ミャンマーなどへ官民が連携して売り込みの攻勢をかけています。
しかし、その日本のインフラ輸出の目玉となるはずだった「インドネシア・中ジャワ州バタン石炭火力発電事業」は、肥沃な農地や豊かな漁場など生計手段の喪失、また、健康被害を懸念する現地住民の強い反対と土地収用の難航から、3年間着工が遅れてきました。
同事業は、電源開発(J-POWER)と伊藤忠が参画を決定し、総額約4,000億円以上もかかると見込まれる資金の約4割を国際協力銀行(JBIC)が融資しようと検討中ですが、現場では、住民の反対の声を抑えようとするインドネシア軍・警察等の暴力・脅迫・不当逮捕など、深刻な人権侵害が報告されている他、今年4月には、建設予定地で軍が土地整備を始めており、状況は泥沼化の様相を辿る一方です。
本勉強会では、こうした状況を打開しようと、この7月末に来日し、『環境社会配慮確認のためのJBICガイドライン』および『OECD多国籍企業行動指針』を利用した異議申立てを行なう予定である現地住民3名と、彼らを支援している現地NGOを迎え、住民の懸念と取り組み、インドネシアのエネルギー事情・政策と石炭火力発電事業の課題などについて報告してもらいます。日本のインフラ輸出における官民の人権・環境配慮への取り組みや問題解決への姿勢が問われるなか、JBICガイドライン、OECD行動指針等の機能・運用課題なども考察します。皆様のご参加をお待ちしております。
日 時 | 2015年7月30日(木) 13:30~15:30 (開場13:00) |
会 場 | 参議院議員会館・B109会議室 >地図 |
参加費 | 無料 |
申込み | 下記申込みフォームからお申し込みください。 > 申込みフォーム(一般) > 申込みフォーム(サポーター) |
問合せ | 国際環境NGO FoE Japan(担当:波多江、小野寺) E-mail: hatae@foejapan.org |
主 催 | インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、気候ネットワーク、国際環境NGO FoE Japan |
協 力 | アジア太平洋資料センター(PARC)、オックスファム・ジャパン、グリーンピース・ジャパン、熱帯林行動ネットワーク(JATAN) |
プログラム (予定) |
1. 勉強会の背景説明 2. 日本の高効率石炭火力発電輸出とバタン石炭火力発電事業の概要 3. バタン石炭火力発電事業に関する現地報告と日本への訴え(逐次訳あり) ・地権者の懸念と土地売却交渉等における人権侵害 ・農民の懸念と生計手段の喪失 ・漁民の懸念と住民のこれまでの取り組み ・インドネシアのエネルギー政策と日本支援の石炭火力発電事業の課題 4. JBIC環境社会ガイドラインと異議申立制度、OECD多国籍企業ガイドラインについて 5. 質疑応答 |
●関連サイト
・インドネシア・バタン石炭火力発電事業について
・「JBICの石炭発電融資にNo!」プログラムについて
>https://sekitan.jp/jbic/
●カンパのお願い
インドネシアからの影響住民の招聘・滞在費等をカバーするため、カンパをお願いします!
一口おいくらからでも結構です。どうぞよろしくお願いいたします。
【お振込先】
郵便振替口:00130-2-68026 口座名:FoE Japan
郵便局備付の払込取扱票をお使いください。
通信欄に、「インドネシア住民来日のための寄付」とご明記の上、住所、氏名をお忘れなくご記入ください。