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スターバックスキャンペーン
スターバックスコーヒージャパンへ韓国市民団体からの手紙届ける
2005年8月4日、FoE Japanは、韓国のNGO「ごみ問題解決のための市民運動協議会」(KZWMN)代表の金美化さんより、日本のスターバックスコーヒージャパンの社長、役員に宛てた手紙を受け取りました。金さんより、この手紙を日本語に訳し、同社に届けてほしい、との依頼を受け、FoE Japanは、8月25日に、同社を訪れ、広報部を通じて手紙を渡しました。
韓国でも2000年のスターバックスコーヒーの進出以来、使い捨て容器の使用は激増し、ごみの増加と資源の無駄使いという大きな社会問題を引き起こしました。KZWMNは、これらのコーヒーチェーン、ファストフードチェーンの各社および政府に働きかけ、店舗内では使い捨て容器を使用しないように自主協定を実施し、これは後に法制度化されました。
日本でも現在、容器包装リサイクル法の改正に伴い、発生抑制の具体的 方策として、レジ袋の有料化などの方針が検討されています。ファストフード、コーヒーショップなどの店舗内の使い捨て容器についても 企業が自主的にリユース容器への切り替えを進めることが課題として 上がっています。韓国からの手紙のように、ぜひ、スターバックスコーヒーが率先して、 リユース容器への転換を進めていってほしいものです。
FoE Japanは、スターバックスコーヒージャパンに対し、同社が現在進めているホットドリンクの原則マグカップへの転換に加え、来年(2006年)夏には、アイスドリンク用の容器も導入することを提案し、韓国のスターバックスで使用されているグラスマグの実物を披露しました。
同社は、まずはホットドリンクのマグカップへの全面移行を最優先するとの意向で、アイスドリンクのリユース容器への転換はその先の課題と位置付けています。しかし、同社が現在使用しているアイスドリンクのプラスチック製使い捨て容器は、紙コップよりさらにエネルギー消費、CO2排出、処分場への負荷の点で抑制すべき対象です。
FoE Japanは、今後も引き続き、同社のホットドリンクのマグカップへの転換状況モニタリングするとともに、アイスドリンクのリユース容器への転換を強く働きかけます。
翻訳協力: 東アジア環境情報発伝所
(瀬口 亮子)