私たちの大量消費が環境を破壊している
私たちが大量にモノを消費することは、モノの原料調達、製造過程、リサイクル、そして、廃棄された後など、ライフサイクルを通して、地球環境に負荷を与えています。
資源開発の陰で失われる生態系
私たちが毎日使う携帯電話やパソコン、には、多くのレアメタルが使用されています。
豊かな生態系が存在し、「天国に一番近い島」として知られるニューカレドニアでも、今、レアメタルのひとつであるニッケルの採掘のための開発が進んでいます。
近年急速に高まっている資源開発競争は、世界各地の豊かな自然を取り返しのつかないほど破壊しています。
製造・リサイクルでのCO2排出が地球温暖化を促進
地球温暖化の要因となる温室効果ガス。日本の排出源として最も多いのは、発電、そしてモノを製造するときのエネルギー使用です。
リサイクルは、新たな資源採掘をするよりも環境負荷を低減しますが、それでもその過程において、多くのCO2の排出は免れません。
廃棄物となって国内外の自然を破壊
モノを使い終わって廃棄されると、多くは焼却などの中間処理の後、埋め立て処分されます。しかし、その処分場建設のために、森林が切り開けれ、海が埋立てられています。
また、中国など海外に輸出された有害物質を含む電子・電気機器廃棄物(E-waste)が、不適切な解体、リサイクル作業により、現地の自然環境や人々の健康に重大な影響を与えていることが問題になっています。