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一般事情( 2001年7月 ) |
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・面 積 |
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47km2 |
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・人 口
・首 都
・人 種
・言 語
・宗 教
・略 史
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約47人
アダムズ・タウン
ポリネシア系、ヨーロッパ系とタヒチ人の混血等
英語、ピトケアン語
キリスト教 |
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1767年
1789年
1829年
1970年 |
イギリス人により発見される。
イギリス軍艦バウンティ号は乗組員によって乗っ取られ、反乱者たちは翌年、無人島だったピトケアン島に上陸した。
イギリスが領有宣言する。
フィジーの独立により、ニュージーランド駐在の高等弁務官の管轄下になる。 |
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政治体制・内政 |
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・政 体
・元 首
・議 会
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立憲君主制
エリザベス二世女王(1952年2月6日即位) |
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上院及び下院の二院制 |
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構 成:
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下院(庶民院)
内訳(2003年3月現在)
労働党
保守党
自民党
その他
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議席数 659 任期5年 |
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410
163
53
33 |
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上院(貴族院)
一代貴族、一部の世襲貴族等から成るが、上院のあり方については2001年11月に政府により上院改革に関する白書が提出され、議会に改革法案が提出されたが否決され、作業は難航している。 |
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選挙制度:
(下 院) |
選挙権年齢:18才以上(英国人及び英国に移住するアイルランド共和国人)
被選挙権年齢:21才以上(同上)
選挙区:小選挙区(659区)
投票方法:一人一票、秘密投票 |
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・政 府 |
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(1)
首相:トニー・ブレア
(2) 副首相:ジョン・ブレスコット
(3) 外相:ジャック・ストロー |
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・内 政 |
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(1)
(2)
(3)
(4) |
(1)2001年6月の総選挙で、ブレア首相率いる労働党が1997年総選挙に引き続き大勝した(全659議席中413議席獲得)。政権二期目の課題としては、公共サービスの改善、ユーロ参加問題、安定した経済の維持、上院改革が挙げられる。
公共サービスの改善については、NHS(医療サービス)、鉄道サービス、教育、犯罪対策等の改革が喫緊の課題である。特に大きな問題は、NHSと鉄道である。前者は、医者、看護婦及びベッドの慢性的な不足、低水準の医療という問題があり、2002年以降5年間、NHSの予算を毎年実質7.4%増(これまでの公約は6.4%)とすると発表した。鉄道は、1994年に民営化されたが、鉄路管理会社の破綻、低サービスの鉄道、恒常的な列車の遅れ、といった問題がある。
英国は現状ではEMU(欧州通貨同盟)参加を見送っており、統一通貨ユーロを採用していない。ブレア政権はユーロ参加を原則的に支持し、2001年6月の総選挙後2年以内に5つのテスト(ユーロ圏経済と英国経済との景気循環や経済構造は収斂等)を実施し、これが満たされれば国民投票でユーロ参加の是非を問うとの方針である。過半数がユーロ参加に反対とされる英国世論の動向及び政府内にも積極派と慎重派の間で意見の相違があることを含め、今後の英国の対応の変化が注目される。
北アイルランド問題は、1998年4月、関係諸政党による和平合意が成立し、1999年12月には27年ぶりとなる自治政府(北アイルランド議会執行委員会)が発足した。しかし、過激派組織の武装解除問題を巡ってプロテスタント、カトリック両宗派の対立が再燃し、2001年7月、積極的な和平推進者であったトリンブル自治政府首相が辞任した。後継首相の選出は難航したが、IRA(カトリック系過激派武装組織)が武装解除に応じる姿勢を示したこともあり、2001年11月、トリンブル氏が首相に再選された。2002年7月のIRAが過去の被害者に対し、謝罪表明するなど、和平への更なる展開も期待されたが、8月に発生したシンフェイン党による自治政府内でのスパイ容疑者から、英国政府は2002年10月、4度目となる自治政府の権限停止に踏み切った。自治再開に向けた政党間協議が行われているが、協議が難航しており、再開の目途は立っていない。5月1日に実施予定の北アイルランド議会選挙も4週間の延期となっている。 |
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