第10回サステナブルファイナンス大賞「NPO/NGO賞」を受賞
FoE Japanは、環境金融研究機構(RIEF)が主催する「第10回サステナブルファイナンス大賞」においてNPO/NGO賞を授賞しました。サステナブルファイナンス大賞は、環境問題を金融を通じて解決する「環境金融」の普及に取り組むRIEFが2015年に創設した表彰制度です。金融の役割を活用した優れた活動を表彰するために設けられています。
FoE Japanは、日本の公的金融機関である国際協力銀行(JBIC)や日本貿易保険(NEXI)などがアジア地域で実施している化石燃料事業への融資に伴う環境被害、人権侵害、汚職問題について調査を行い、政策提言を行ってきました。これらの活動が評価され、今回の受賞に至りました。
授賞式では、FoE Japan 事務局次長の深草亜悠美が次のようにスピーチしました。
気候危機という巨大な課題に加え、私たちが問題視するのは、開発事業や国際協力とされる事業の中で、生計手段を奪われたり、立ち退きを強いられたり、さらには事業に反対しているだけで犯罪者扱いをされる人々がいるということです。私たちは長年、「誰のための開発なのか、何のための支援なのか」ということを影響を受ける住民と共に訴えてきました。
今回の受賞を通じて、公的資金の流れをウォッチし、政策提言を長年にわたり継続してきたFoE Japanの活動が認められたことを心より嬉しく思います。今後も現地の人々の視点に立って環境問題の実態と根本原因を調査し、政策提言活動を継続していきます。