その輝き、曇ってないですか?ミャンマーでの真珠養殖がミャンマー軍を利する疑い TASAKI銀座本店前スタンディング・アクション
#ミャンマー軍の資金源を断て
#JapanStopODAtoTheMyanmarJunta #NoMoreBusinessWithTheMyanmarJunta
日時:2024年12月23日(月)14:40~15:30 場所:TASAKI 銀座本店前 (最寄駅:銀座駅 住所:東京都中央区銀座5丁目7−5) ※少雨決行(荒天の場合中止。最終的な実施判断はメコン・ウォッチのX(旧ツイッター)の投稿をご覧ください) |
ミャンマーでは、2021年2月1日にミャンマー軍がクーデターを起こしてから、3年10ヶ月が経ちました。ミャンマー軍は違法な状態で国を支配し、人びとを殺戮し、不当に拘束した人たちを拷問やレイプで苦しめています。陸上での支配地域を徐々に失っている軍は、空爆を続け、それには子どもを含む民間人が巻き込まれています。
ミャンマー軍によって殺害された人は、確認されているだけでも6,060人、今も21,335人の人たちが不当に拘束されたままです(12月17日時点。政治囚支援協会調べ)。これには、女性も子どもも含まれます。クーデター以降、国内避難民は増え続け、推定で310万人を超え、さらに増えるだろうと予想されています。
TASAKIの子会社であるミャンマー・タサキは 1997 年から国有企業ミャンマー真珠公社(MPE) と取引関係にあり、現在は軍政の支配下にある天然資源・環境保全省(MONREC)の認可のもと、 MPE と生産分与契約を結んでいます。ミャンマー・タサキは、110 億チャット(当時の換算で 800 万米ドル以上)近くに相当する真珠を生産し、最大の真珠生産者でした。MPEは、生産分与契約のもと、収穫された真珠の20〜25%を受け取っていると報告されています。ミャンマー軍政は関税その他の税や、将来の生産を可能にする技術の移転からも利益を得ています。
ミャンマー軍政は、MPE など軍政の支配する事業体からの収入に頼って完全に不処罰のまま戦争犯罪や人道に対する罪を犯し続けています。このMPEは、米国、英国、カナダの各政府から制裁を科されてもいます。
メコン・ウォッチとミャンマー人のグループ、ジャスティス・フォー・ミャンマーはTASAKIに対しミャンマー軍による未遂クーデター以降にどのような人権デューデリジェンスを実施したか、また実施結果を受けてどのような対策を講じたかを問い合わせました。更にTASAKIに対し、2021年2月1日以降に軍政支配下にあるMPE など軍政の支配する事業体と行った取引を公開するよう求めました。しかし、全く返信はありませんでした。
ミャンマー軍の残虐行為は、年末の今も続いています。
TASAKIは、経済制裁対象であるミャンマー真珠公社との全取引を責任ある形で終わらせるべきです。それが実現するまでは、この危険な真珠を身につけないよう、消費者のみなさんに呼びかけます。
参考
【質問】 貴社と経済制裁対象であるミャンマー真珠公社との取引関係について(2024.6.11)
http://www.mekongwatch.org/report/burma/mbusiness/inquiryTASAKI2024Jun/Q_20240611_TASAKI_Jp.pdf
【プレスリリース】ミャンマーでの真珠養殖を通じTASAKIと同社への出資予定者がミャンマー軍政の国際犯罪に加担する恐れ ~TASAKIは経済制裁対象であるミャンマー真珠公社との全取引を責任ある形で終わらせるべき~(2024.7.10)
http://www.mekongwatch.org/PDF/pr_20240710_Jp.pdf
呼びかけ団体
メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)、アーユス仏教国際協力ネットワーク、日本国際ボランティアセンター(JVC)、アジア太平洋資料センター(PARC)
問い合わせ先
国際環境NGO FoE Japan
Email: info@foejapan.org 電話: 03-6909-5983