オンラインセミナー:処理汚染水をめぐり、東電が説明していないこと
8月24日、福島第一原発でタンクに保管されているALPS処理汚染水(注)の海洋放出がはじまり、9月11日までに第1回の放出として約7,800トンの水を放出しました。第2回の放出が、10月5日からはじまります。。
タンクにためられている130万m3を超える処理汚染水には、トリチウム以外にも、ヨウ素129、ストロンチウム90などの放射性物質が残留していますが、その総量は示されていません。詳細な放射性物質濃度の測定結果が公開されるのは、放出の直前になります。
このほかに、処理汚染水をめぐっては東電が説明していないことはたくさんあります。たとえば、東電のシミュレーションによれば、処理汚染水の海洋放出は30年後に完了することになっていますが、これは本当でしょうか? 建屋内に残留しているトリチウムはどのくらいあるのでしょうか?
このたび、ジャーナリストのまさのあつこさんをお迎えし、東電会見から見えてきたことについてお話しをいただきます。
注)ALPSで処理されているが、まだトリチウムやその他の放射性物質が残留していることから、正確には「処理されているが放射性物質を含む水」とすべきでしょう。FoE Japanは「処理汚染水」と呼ぶこととしています。詳しくはこちらをご覧ください。
【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント
Q:「処理水」? 「汚染水」?
Q:何が含まれている?
Q:東電はすべてのタンクについて放射性物質を測っている?
Q:トリチウムは世界中の原発から排出されているから問題ないのでは?
ほか、よくある質問をまとめました。