海洋放出決定から一年:ALPS処理汚染水に関する動画4本を公開
2021年4月13日、政府はALPS処理汚染水の海洋放出を決定しました。
タンクに貯められている水には、いったんALPSで処理されているのですが、トリチウムだけではなく、セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素129、プルトニウムなどの放射性物質が残留し、約7割で基準を超えています。東電は「二次処理を行う」としていますが、最終的にどの放射性物質がどのくらい残留するのかについては明らかにしていません。
政府・東電は、2015年8月に福島県漁連に対して「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と約束しました。海洋放出決定後、東電の小早川社長は「約束をほごにするつもりは一切ない」と発言しています。しかし、漁業関係者、消費者をはじめ、福島県内外の幅広い市民が海洋放出に反対する中、着々と放出のための手続きが進められています。
こうした中、FoE JapanではALPS処理汚染水の海洋放出について、多くの人に考えてもらうため、短い動画シリーズを作成しました。動画ではALPS処理汚染水を巡る様々な問題をピックアップ。「汚染水って何? 何が含まれているの?」、「トリチウムって何?」、「代替案は?」、「人々の声は?」(公開予定)といった内容でわかりやすく解説します(それぞれ2分20秒以内です)。ぜひご覧ください。