インドネシア・ポマラ・ニッケル鉱山開発・製錬事業と日本の関わり
場所:インドネシア 南東スラウェシ州コラカ県ポマラ郡
製錬所
事業者: 住友金属鉱山、PTヴァーレインドネシア(PTVI)*
* PTVIに対する住友金属鉱山の出資比率は15.03 %
*PTVIへの住友金属鉱山の資本参加開始は1988年
目的:HPAL法(High Pressure Acid Leach:高圧酸浸出法)による年間ニッケル量
40,000トンの生産(見込み)
原材料はPTVIがこれまでに採掘してきた低品位ニッケル鉱石
総事業費:25億米ドル(見込み)
経緯
1988年 | 住友金属鉱山、PTVIに資本参加 |
2012年6月 | 住友金属鉱山、PTVI、製錬所の事前事業化調査を開始 |
2013年1月 | 住友金属鉱山、PTVI、環境影響分析調査を開始 |
2013年4月 | 製錬所の事前事業化調査を終了 |
2013年9月12日 | 環境影響評価に係る第一回公聴会 |
2016年11月10日 | 環境影響評価に係る第二回公聴会 |
2018年4月1日 | 住友金属鉱山、PTVI、最終事業化調査(DFS)を開始(2020年3月終了予定) |
2020年1月 | 環境影響分析調査を終了 |
2022年1月時点 | 環境許認可は未取得/新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりDFS遅延 |
主な懸念点
- 鉱山開発による沿岸部での堆積と漁業への影響
- 鉱山開発による耕作地の喪失と農業への影響
- 森林伐採による災害増加(洪水、鉄砲水、がけ崩れ等)
- 鉱山開発による周辺河川の水質汚染 等