森のプレゼント
JR西日本による支援
●J-WESTポイントの「カーボンオフセット特典」
JR西日本が発行するクレジットカード“J-WESTカード”。カード利用によって貯まるJ-WESTポイントの交換方法の一つが「カーボンオフセット特典」です。
FoE Japanは、カードのご利用者の温かいお気持ちにより、1ポイント=2円の寄付を頂いています。ご寄付は森林保全や地球温暖化対策に関する活動に充てさせていただいています。
>J-WESTカードのWEBサイトへ
●2017年度実施できたこと
2016年度寄付総額 | 2,826,800円 (2017年度活用させていただきました) |
活動1.地域の力で海岸林を再生させる!(東日本大震災復興支援活動)
2015年から宮城県亘理郡山元町において、地域のNPO、住民と協力して実施している海岸林再生プロジェクト。 2017年度は、2017年4月および2018年3月の二回にわけて、植樹祭を実施しました。海岸沿いの台地状に土が盛り上げられた植栽地約0.2haへ、クロマツの苗木を約1000本、加えて広葉樹の苗木(ツバキ、カシ、ヤマザクラ)を植樹しました。 また、継続的な植栽地の管理をめざして、5月頃から月次の定例活動を開始しました。地元の山元町の方々や仙台市の大学生などが繰り返し参加してくれました。(活動期間:5~12月) 雑草が生い茂る8月には、関東・関西の大学生がメンバーとなっている国際ボランティア学生協会(IVUSA)の協力のもと、大勢が参加した集中的な下草刈りを実施しました。
活動2.フェアウッドの利用拡大のための展示会・ワークショップ・研究部会の開催
生産者の顔がみえる国内の森林からの木材を積極的に使うことで、国内森林の保全に寄与することを目的とするフェアウッドの活動では、12月の約一か月間、イリオモテヤマネコ、トラ、ゾウの保護活動を行う「トラゾウ保護基金(JTEF))と協同で展示会を行いました。動物は、生態系の豊かさを示す指標といえます。その動物を保護することで森林を守る意義を来場者に知っていただきました。会期中には、ゾウフンペーパーを使ったクリスマスカードづくりのWSも開催し、子どもから大人まで参加いただきました。
また、木材を取り扱う企業の方々に、本業になかで実際に環境に配慮した木材調達と利用を実現してもらう目的で、月次でフェアウッド研究部会を開催し、2018年3月までに第25回を実施しました。国内の林業地の最新情報や、木質バイオマスの利用促進など、日本国内の新たな傾向を伝え、環境配慮した木の使い方、森林のサステナブルな利用について情報提供しました。
活動3.森のプレゼントでまちも森林も元気に!
国内の森林で間伐される木材を、釘を使わないベンチとして作り上げ、都市部の公立保育園等で、ワークショップを通して参加者に木の手触りを実感してもらいながら一緒に組み立てる「森のプレゼント」。2017年度は、首都圏の保育園、障害者自立支援施設へ全部で8台を寄贈し、約200名の参加をいただきました。