森のプレゼント
JR西日本による支援
●J-WESTポイントの「カーボンオフセット特典」
JR西日本が発行するクレジットカード“J-WESTカード”。カード利用によって貯まるJ-WESTポイントの交換方法の一つが「カーボンオフセット特典」です。
FoE Japanは、カードのご利用者の温かいお気持ちにより、1ポイント=2円の寄付を頂いています。ご寄付は森林保全や地球温暖化対策に関する活動に充てさせていただいています。
>J-WESTカードのWEBサイトへ
●2016年度実施できたこと
2015年度寄付総額 | 2,652,000円 (2016年度活用させていただきました) |
活動1. 被災地・宮城県山元町において、海岸林再生のための植樹の実施
東日本大震災の津波による海岸林の流失面積が被災地で最大であった宮城県亘理郡山元町において、2015年より海岸林再生プロジェクトを実施しています。
2016年度は、4月末に第二回植樹祭を開催しました。首都圏からのボランティアの他、数多くの地元住民の方々が参加しました(参加者100名)。また、九州・宮崎県の県議もゲストで参加し、クロマツの記念植樹を実施しています。本年は、初年度の約4倍にあたる0.37ヘクタールへ約2000本のクロマツおよび広葉樹の苗木を植樹しました。
その後、梅雨を経て雑草が繁殖した植栽地において、6~8月の期間で下草刈りを行いました。8月には、国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生180名(京都、大阪、東京)が作業を手伝ってくれました。11~12月には、2016年度植樹分へ防草シートの取り付けを実施。2017年3月には、次年度分の地拵えを行い、震災後6年が経過した3月12日に上記IVUSAが主力となった植樹祭を行っています。
写真左:学生ボランティア180名と実施した下草刈りの様子
写真右:植樹後1年が経過したクロマツの苗木
活動2. フェアウッドの利用拡大のための展示会・ワークショップ・研究部会の開催
生産者の顔のみえる国内の森林からの木材を積極的に使うことで、国内森林の保全に寄与することを目的とするフェアウッドカフェでは、店舗内の内装材すべてが「フェアウッド」である店舗において、5月と11月の2回にわたり、九州で地域材・国産材を利用している木工作家さんを招いた展示会を実施しました。5月は30日で、約7500人、11月は15日で約5000人の来場者がありました。また、野外イベントにも出店(来場者25,000人)。小さな子どものいる親子連れの方々など、多くの人々が木に触れる機会づくりに尽力しました。
また、木材を取り扱う企業の方々に、本業における環境配慮型の木材調達・利用を実現してもらう目的で、フェアウッド研究部会を月1回のペースで開催。2017年3月までに第15回を数える。また、上記以外に、個々の業務に特化したサポートを行う木材調達分科会(3回)、商品開発分科会(2回)を開催している。違法調達リスクの高い輸入材から、森や担い手の顔がみえる国産材・地域材へのシフトについて働きかけた。
写真左:5月に開催した杉の木クラフトさん(福岡県・糸島市)の展示会
写真右:野外イベントでの木工製品の展示