[平成21年度 林野庁補助事業 発行:平成22年3月]
ベトナムの木材家具産業は、近年飛躍的に成長しました。ベトナムには、現在、約1,500の木材加工企業があり、このうち、450の企業が輸出業も行っていると言われています。
一方で、急激に拡大する家具製造業に対し、国内で供給できる木材は少なく、需要を満たすためには輸入に大きく頼らなければならない状況です。
本調査では、ベトナムの森林の状況、森林管理および森林伐採にかかる法規制、木材流通の実際、合法木材供給にかかる体制・状況について、ラオスなどの周辺国からの木材流通なども念頭におきながら情報をとりまとめました。
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【目次】
第1章 ベトナムの森林の概要
1 森林の状況
2 森林減少・劣化の要因
第2章 ベトナムの木材生産・加工・輸出入の現状および推移
1 木材生産・加工の現状および推移
2 木材・木材製品の輸出入の現状および推移
3 木材流通の生産・流通の実際
第3章 ベトナムにおける森林管理体制および関連法規、規則
1 森林管理体制
2 森林関連法規および計画
第4章 ベトナムにおける違法伐採・違法木材流通
1 違法伐採の状況
2 ラオスなどからの違法木材の流入
第5章 違法伐採防止への取り組み
1 EU-FLEGTへの対応
2 改訂レーシー(Lacey)法への対応
3 認証木材および自主的取り組みの拡大
【調査・執筆】
調査実施者:
満田夏花(FoE Japan)/全体調整、報告書執筆
新江利彦(FoE Japan客員研究員)/調査助言、翻訳
調査協力:
Green Field Consulting & Development/木材流通調査、法令文書の収集・整理 など
執筆協力:
福田健治(メコン・ウォッチ)/森林関連法令の分析
草部志のぶ、京極絵里/文献および新聞記事翻訳
中根太郎/統計データの整理
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