バイオ燃料と森林
シンポジウム「バイオ燃料と土地利用~持続可能性の視点から~」のご案内
バイオ燃料利用は、温暖化対策やエネルギー安全保障、農村振興に役立つという明るい話題だけでなく、食糧との競合、土地や水の逼迫、自然生態系の農地利用への転換やそれに伴う炭素ストックの放出、地元社会への影響などが指摘されています。
現在、バイオ燃料の持続可能性を判断するための基準や指標に関する議論が、GBEP(国際バ イオエネルギー・パートナーシップ)など枠組みで進められています。バイオマスや土地の総合的な利用の観点の必要性、気候変動対策・エネルギー安全保障・ 地域振興としての費用対効果などについての総合的な議論を通じて、地域や世界的規模での持続可能な社会像への理解が深まることが期待できます。
主催3団体は、こうした問題意識に基づき、FAO農業経済開発部次長のキース・ウィーブ氏、FoE International のトリー・クスワルドノ氏の2名の海外ゲストを迎え、シンポジウム「バイオ燃料と土地利用~持続可能性の視点から~」を開催いたします。
1.主催
NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク
地球・人間環境フォーラム
国際環境NGO FoE Japan
後援:国連食糧農業機関(FAO)日本事務所
※本シンポジウムは、三井物産環境基金の助成をいただき、開催いたします。
2.日時
2009年3月5日(木) 13:30~18:00
3.会場
早稲田大学大久保キャンパス55号館1階大会議室(東京都新宿区大久保3-4-1)
4.参加費
参加費:一般 1000円、主催団体会員 無料
※日英の同時通訳がつきます。
5.プログラム(敬称略、タイトルは仮題を含む)
基調講演①:バイオ燃料をめぐる国内外の概況
山地憲治(東京大学大学院工学系研究科教授)
基調講演②:バイオ燃料:見通し、リスクと機会~土地利用を中心として
キース・ウィーブ(FAO農業経済開発部次長)
「バイオ燃料の持続可能性基準をめぐる国際的動向」
井上雅文(東京 大学アジア生物資源環境研究センター准教授)
「東アジアにおける持続可能なバイオマス利用ビジョンと
LCA(ライフサイクルアセスメント)」
匂坂正幸((独) 産業技術総合研究所)
「バイオ燃料は持続可能か?」
トリー・クスワルドノ(FoE インターナショナル アグロ燃料キャンペーン・コーディネーター)
「土地利用転換の現場から」満田夏花(地球・人間環境フォーラム)
パネルディスカッション「持続可能な社会におけるバイオ燃料の位置づけ」
コーディネーター:泊 みゆき
パネリスト:山地憲治、キース・ウィーブ、井上雅文、匂坂正幸、
トリー・クスワルドノ、満田夏花
6.お申込み
参加を希望される方は、https://www.npobin.net/apply/ よりお申込みいただくか、バイオマス産業社会ネットワークまでご氏名(ふりがな)、ご所属、電話番号、ファックス番号、E-mailアドレスをそえて、お申込みください。主催団体会員の方は、備考欄にその旨ご記入ください。
7.お問い合わせ先
NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク(BIN) 泊
〒277-0945千葉県柏市しいの木台3-15-12
TEL:047-389-1552 FAX:047-389-1552 E-mail:mail@npobin.net
https://www.npobin.net
国際環境NGO FoE Japan 中澤
〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-8 みらい館大明1F
TEL 03-6907-7217
地球・人間環境フォーラム 満田、坂本
〒113-0033 東京都文京区本郷3-43-16成田ビル3F
TEL.03-3813-9735