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生物多様性と森林
生物多様性とは?
生物多様性の保全が注目されるようになりましたが、そもそも生物の多様性とはどんなものでしょうか?
簡単に言えば、「地球上にたくさんの生物が存在すること」です。
このたくさんの「生物の種類」とは、大きく3段階に分かれています。ひとつめはお互いに関係し合っている生き物たちの種類の違い(生態系の違い)、ふたつめは同じ哺乳類でもイヌとネコの違い(種の違い)、最後は小さな違いですが、わたしたち人間でも目の色や体格が違うように、例えば日本人とヨーロッパの人たちの違い(遺伝子の違い)です。
わたしたち人間は、これら多様な生物が形作る食物連鎖や共生の環の中で、食べ物やエネルギー、その他色々なものを得ていて、それ無しでは生きていけません。
一見、人間とは全く関係の無さそうな小さな虫でも、他の生き物の食べ物になっていたり、他の生き物を食べて、自然界のバランスの調節を担っていたりしますが、世界にはまだ、どの生き物がどの生き物と関係を持っているのか、わかっていない生き物がたくさん存在します。
例えば昔、中国で「稲を荒らすスズメをたくさん駆除したらイナゴが大量に増えてしまい、結局イナゴが稲を荒らしてしまった」という例がありました。
「生物多様性」を壊してしまえば、何が起こるかわからない
こともたくさんあり、わたしたち人間も含めた、地球上に生きる全ての生き物は、バランスを保って生きていかなければならないのです。