新緑の白神山地を歩こう! ~白神山地ツアー開催報告
【日程】 5月22日(金)~24日(日)
【場所】 白神ぶなっこ教室
【参加人数】 15名
これまでの二度のツアーは秋の開催でしたが、違う季節の白神山地も味わってみたい!という要望が強く、今回は季節を変えて春に実施しました。初めての方もいらっしゃいましたが、過去二回のツアーの参加者はもちろん、FoEの他の活動に参加していた方たちもたくさん。どうやら口こみで広まったようです。
新緑の季節は初めてなので、どんな光景が見られるのかわくわくしていました。視界一面に広がるブナの新緑、新緑の匂いを楽しみにしていたのですが、残念ながら、ツアー中はほとんど雨。傘とレインコートの手放せない旅でした。予定していた二日目の駒ケ岳登山は中止、十二湖と留山の散策に変更することにしました。
新緑のブナ林は、色鮮やかな葉をたくさん茂らせて、雨の中でも堂々と立っていました。ごつごつした幹が雨に濡れて黒々と光って、紅葉のときとはまた違った格好よさがありました。ブナの葉に降った雨は、そのまま枝をつたって幹に集まり、幹をつたって地面へ吸収されていきます。樹幹水という、その幹をつたう水は、幹で浄化作用が働いて、そのまま飲むことができるそうです。それを聞いた参加者のみなさん、樹幹水を見つけては幹に手を当てて白神の水を味わっていました。
今回のツアーでは、散策や恒例のきりたんぽ作りの他に、ブナの植樹や山菜料理の下ごしらえ、田植え、なめこの菌打ちも体験させてもらいました。特に最終日の田植えは貴重な体験でした。寒い中、素足になってみんなで一列で田んぼに入り、苗を一本一本等間隔に植えていく作業。ぐんぐんと前に進んでいく地元のお母さんの背中を追いかけながら、みんな尻餅をつかないように必死でした。自分たちで植えた稲。秋には収穫に来よう、とさっそく計画を練っていました。
登山ができなかったのは残念でしたが、雨も白神山地にとっては大切な気象の一つ。雨のときならではの白神山地を充分に味わうことができました。でも、新緑の頃にもう一回、今度は青空の下のブナを味わいに行きたいですね。
朝のおつとめ | 十二湖の散策へ | 青池。本当に青いです。 |
ガイドの藤田公紀さん | ブナ林を歩く | ヤマアカガエル |
アオキの赤い実 | クルマムグチ | 樹幹水をゲット |
ギョウリンソウ | 黒々とした幹。かっこよい。 | ブナの実の数の調査らしい |
緑の霧がかかっていました | 恒例のきりたんぽ作り | 形作りがむずかしい |
こっちはタケノコの皮むき | イワナのお刺身づくり | 和太鼓に挑戦 |
今日も豪華に山菜づくし | おかわり自由のきりたんぽ | 夜のくつろぎタイム |