問題と視点
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政策提言 個別事業モニタリング 気候変動と開発 資料室 参加しよう
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フィリピン・ニッケル鉱山開発・製錬事業
【連続オンラインセミナーのご案内 2/2、2/4、2/9】
気候危機対策における公正なトランジションとは?―鉱物資源の視点から考える
猛烈な台風、豪雨、酷暑、干ばつなど、気候変動の影響は日本でも年々肌で感じられるようになりました。大洪水や森林火災による悲惨な状況も世界中で報告されています。こうした気候危機の深刻化を防ぐため、私たちに残された時間はほとんどありません。安全な地球はすでにカウントダウンに入っています。
そして今、社会経済システムの転換が急務となっています。日本でも2050年カーボンニュートラル(温室効果ガス排出の実質ゼロ)が宣言されました。
しかし、トランジション(移行)が進む中、海外で起きる波及的な影響は見落とされがちです。
例えばガソリン車をすべて電気自動車に転換しようと考えたときに必要となる様々な鉱物資源。それはフィリピンやインドネシアで新たに破壊的な鉱山開発をもたらそうとしています。また、化石燃料を電気エネルギーに転換したときに必要になる多量の銅線。その原材料のためにエクアドルの原生林が破壊されようとしています。
本セミナーでは、こうした世界で起きている鉱物資源をめぐる乱開発の実態を現地から報告いただき、公正なトランジションのあり方を考えます。
日 時 | 第1回)2月2日(火)19:00~21:00 フィリピンのニッケル鉱山開発の問題 第2回)2月4日(木)19:30~21:30 エクアドルの銅鉱山開発の問題 第3回)2月9日(火)19:00~21:00 インドネシアのニッケル鉱山開発の問題 |
参加費 | 無料 |
各回のゲスト・内容 |
<第1回> 日時:2月2日(火)19:00~21:00 ゲスト:グリゼルダ・マヨアンダ氏(環境法律支援センター/ELAC)(逐次通訳あり) 40年もの間、日本に鉱石の供給を続けてきたフィリピン・パラワン島のリオツバ・ニッケル鉱山。すでに先住民族の生活・文化に多大な影響を及ぼしてきました。今、鉱物資源の需要の高まりを見越し、鉱山の拡張計画が進もうとしています。貴重な森林生態系や住民の生活への影響は計り知れません。長年、同鉱山の環境社会問題について取り組みを続けてきたグリゼルダさんにお話を伺います。 <第2回> 日時:2月4日(木)19:30~21:30 ゲスト:カルロス・ソリージャ氏(DECOIN)(逐次通訳あり) エクアドル・インタグ地方では1990年代から一部の村が鉱山開発に反対し、自然保全に努めてきました。しかし2018年以降、拡大する銅の需要もあって、インタグ地方には無数の多国籍企業が銅鉱山を開設するためにやってきました。現地の活動家らは自分たちの権利だけではなく、エクアドル憲法で保障されている「母なる大地の権利」を主張することで、自然破壊が憲法違反であることを訴えました。その裁判の経緯と住民運動の現状についてカルロスさんに伺います。 <第3回> 日時:2月9日(火)19:00~21:00 ゲスト:サハルディン氏(インドネシア環境フォーラム・南東スラウェシ/WALHI SULTRA)(逐次通訳あり) 現在、インドネシアでは次々と電気自動車のバッテリーを製造するための工場が建設され始めています。そのバッテリーに欠かせないニッケルはスラウェシ島で採掘されるものですが、その現場では、これまでのニッケル鉱山開発が陸上生態系の破壊と土砂による海洋汚染など、深刻な爪痕を残してきました。現地で環境保全活動に関わってきたサハルディンさんにお話を伺います。 |
お申込方法 | 以下からお申込みください。 > http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html ※各回オンライン会議システムのzoomを使います。 ※マイク・スピーカー機能のついたPCもしくはスマホ、タブレットが必要です。 ※メールにてzoom会議参加用のリンクをお送りします。 |
共 催 |
国際環境NGO FoE Japan アジア太平洋資料センター(PARC) Fair Finance Guide Japan ※本報告会は環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催いたします。 |
お問合せ |
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC) 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F TEL: 03-5290-3455 FAX: 03-5290-3453 E-MAIL: office@parc-jp.org |